みなさんこんにちは！ふくまち大学 準備室 （以下、ふくまち大学）にて「まちのマネージャー」を担当している土田佳奈です。

学生時代から福井のまちづくりに取り組んだり、まちなかのゲストハウスで働いたりしながらまちと関わってきました。ふくまち大学では講座の企画運営や講師を務めさせていただきながら、日々新しい出会いと学びを楽しんでおります。

さて、今回の記事でお伝えするのは、2022年7月30日に開催された「まちの文化学部　野外映画学科」です。ふくまち大学がスタートして大変遅ればせながら、初心に立ち戻ってレポートさせていただきます！

「まちの文化学部　野外映画上映学科」とは？

新しい駅前への期待として寄せられた文化芸術振興への声をもとに「まちの文化学部」をつくり、その第１弾として、学びの楽しさを公共空間を活用し体感する野外映画上映会が開催されました。

公共空間利活用実行委員会について

講師を務めるのは、前田健児せんせいをはじめとする公共空間利活用実行委員会のみなさんです。各地で公共空間を活用したイベントを開催しながら、公共空間の面白い使い方やアイデアを広める活動をされています。

今回の会場は、福井市中央公園。ホテルフジタさんのご協力のもと、壁面にプロジェクターで投影して、映画を鑑賞しました。

会場となった福井市中央公園​

このあと日が暮れると、建物中央の白い壁面スクリーンに大変身！

屋内で白い壁にプロジェクターで映し出すことはありますが、ホテルの壁面が画面になるなんて・・・！すでにあるものをいかに使うか。そんな視点でまちを見ることができたら、いつも見ている風景が違うように見えるかもしれませんね。

ふくまち大学の紹介

ふくまち大学 まちの理事長 岩崎正夫さんと、まちの学長 高野翔さんより、開会の挨拶とふくまち大学の紹介がありました。

現在、北陸新幹線の県内延伸にともない、福井のまちなかが大きく変わろうとしています。建物が新しくなるのと同時に必要になるのが場づくりです。まちなか全体が学びの場となり、世代や立場を超えてさまざまな人たちが混ざり合う場をつくること、そこから生まれるにぎわいをまち全体に広げていくことを目標に、行政と民間が一体となり進めている「県都にぎわい創生協議会」が主催として、ふくまち大学がスタートします。

ふくまち大学は、福井駅前を中心としたまちを舞台にひろがってゆく学びの場です。自分を「ひらき」、誰かと「つながり」、そして、ちいさな「できる」を紡いでいく。そのくりかえしの中で、あなた自身の大切なことが少しずつ引き出されていく。・・・そんな学びの景色を福井のまちなかに描くため、まちのいろんな場所に授業やゼミ、部活動・サークルを用意します。

そして、記念すべき第１回目である「まちの文化学部　野外映画上映学科」が、いよいよ幕開けです！

太陽の日差しが降り注ぐ真夏の暑い公園も、夕方になると一変、驚くほど涼しくなりました。

野外映画上映

19時半になり、辺りが暗くなってきた頃。
いよいよ野外映画上映会がスタート！

上映する映画は「スクール・オブ・ロック」。ロックをこよなく愛する売れないミュージシャンが、ひょんなことから小学校の先生に。ロックを通じて子どもたちとの絆を深めていく姿を描いたコメディです。

ホテルの壁面が映画のスクリーンに！！

大画面で観る映画は迫力満点です！

キッチンカーも出店いただき、おいしい飲み物や食べ物を片手に映画を楽しみました♪

上映後のエンドロールでは、ふくまち大学からメッセージが届けられました。

自分をひらいて好きなことをやってみる小さな勇気。仲間や心強い味方とつながるよろこび。「できた！」という気持ちを味わえときの嬉しさ。そんな学びが詰まった映画でした。ふくまち大学でも、この映画のように「ひらく・つながる・できる」を体感できるプログラムを続々とスタートしていきます！

おわりに

当日は、約200名の方々がご来場くださりました。中には通りすがりで映画を楽しまれる人の姿も♪みなさん思い思いに時間を過ごされました。改めまして、ご来場いただいたみなさまありがとうございました！！

夏の夜空の下で、みんなで一緒に映画を観たこと。いつもの駅前、いつものまちなかで、いつもとは違う過ごし方をしたこと。見慣れた福井のまちなかが、少しだけ違って見えてくること。そんな新しい学びを共有できたこと、みなさんと共にふくまち大学のはじめの一歩を踏み出すことができたことを嬉しく思います！

以上、「まちの文化学部　野外映画上映学科」のレポートでした♪

今後もふくまち大学では、福井のまちを舞台としたさまざまな学びの場をつくっていきます。
講座の情報は公式Instagramをはじめとした各種媒体で随時発信していきますので、ぜひフォローをお願いします！まとまった情報を見たい方はNotionをチェック！

まちなかで、あなたにお会いできることを楽しみにしています。

それでは、次回のレポートもお楽しみに〜♪