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願書はまるでラブレター

先日、願書の添削をしました。と言っても「誤字」や文字の抜けなどのチェックがメインです。願書をどのように書いたらいいか?などの相談には随時、応じていますし、適宜、アドバイスを致します。ただし、せっかく頑張って書いた願書には、余計な手入れをしないのが一番なのではという思いもあります。出来る限り原文をそのまま活かした形で、無駄な箇所や分かり難い部分のみを訂正し、提出するのが望ましいと思います。

【心を込めて丁寧に書こう】願書を書く際、当然ですが最初から本番の用紙に書き込むことはしないで下さい。予備の用紙がない場合はミスをしてしまった際、修正を入れることになります。修正を入れたら失格ということはありませんが、出来る限りはしない方がいいですよね。予備の用紙が無い場合はコピーした紙を使って、必ず下書きをするようにして下さい。実際に書いてみると文字の大きさや行数により、かなり見た目の読み易さ、印象も変わります。文字は大き過ぎず、小さ過ぎず(これがなかなか難しい)丁度読み易い大きさで書くよう心掛けて下さい。
また、感覚で書くのではなく、文字数カウンターで予め文字数や行数を確認することをおすすめします。
よく文字の上手い、下手を気にされる方がいますが、もちろん文字は綺麗な方がいいに決まっています。しかし、字の上手い下手は一夜にしてどうこう出来るものではありません。字に自信がない方もいるかもしれませんが、最も大切なことは《丁寧に書く》この心掛けです。読み手の方を想い、一文字ずつ丁寧に書くようにしてほしいと思います。
また、ネットなどで探した例文を参考にするのはいいですが、あくまで参考程度に留めましょう。出来る限り、自分自身の言葉で書くことをおすすめします。特にその後、面接がある場合には願書を元に話が展開されることもあると思うので、自分の言葉で伝えることは大切です。

おや、これって何だかいつかに書いたラブレターに似ていませんか?
皆さんも一度位はラブレターを書いたことありますよね?*もっぱら貰う側だったという方は論外ですよ!!願書を書く時の感覚はその時のドキドキ感に近い気がします。相手を想い、出来る限り丁寧に気持ちを込めて書く、そんなおっかなビックリ書く時のあの感じです。ただし、深夜に書いたラブレターをそのまま送ってはいけないのと同じで、願書も出来るなら頭が冴えていて、気持ちも冷静になれる日中に書くようにしましょう。

【願書はコンクールではない】今回の願書添削の際、私は「願書はコンクール用の作品ではありませんので」とお話しました。字のコンクールでも、文章のコンクールでもありません。もちろん、文字が綺麗で、文も上手い方がいいに決まっていますが、それを競う場ではないので、大事なことは《指示通り、必要な情報が正しく書かれているか》ということです。

例えばお受験の際の願書の場合、志願理由や教育方針の欄があれば、想いの丈を全部書きたくなりますよね。その気持ちはよーーく分かります。分かりますが、書き過ぎは厳禁です。先ほども書きましたが、《必要な情報》を《指示された通り》に《正しく》書く事が大切です。決して虚偽や嘘の記載はいけません。問われていること、必要なことを簡潔にまとめる(読み易い文で)ことが大切です。

当教室では作文や小論文の添削の他に願書の添削、アドバイスも行っています。「願書をどう書いたら良いかアドバイスがほしい」「書いてみたものを確認、チェックしてほしい」という方はどうぞお気軽にご相談下さい。
受験シーズン真っ只中、お力になれることがあればお手伝いいたしますので、ご相談下さい。

それでは、次回もどうぞお楽しみに


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