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簡単10分「お家でおけいこ」⑤「多い・少ない」

今日は「多い・少ない」の学習をします。これまで学んできた「大きい・小さい」などと同様、「多い・少ない」反対語になっているので併せて確認して下さい。この単元は小学校入学後の算数で「単位量あたりの大きさ」の学習に関連するので、しっかりと基礎を抑えておきましょう。

【多い・少ない】学習目安時間10分:用意するもの:おはじき、コップ、ジュースなど

○まず始めに、数の異なるおはじきを置き、お子さんに「どちらが多いかな?」「どちらが少ないかな?」と聞いてみます。この時はパッと見た目で「こちらが多そうだな」「少なそうだな」と思う方を答えさせて下さい。

見た目での「多い・少ない」が分かったら、今度は実際におはじきの数を数えて「多い・少ない」を確認するよう指示します。おはじきの数を正しく数えることは大切なので、ゆっくりでも正確に数えられるようにして下さい。

【応用】ここで、「いくつ多いかな?」「いくつ少ないかな?」とその違いまで考えられそうなお子さんには引き算の基礎となる「数の違い」「差」を問う問題を出してもいいでしょう。はじめはおはじきの数、そしてその差を少なくして問題を出すようにして下さい。もしも、この段階でお子さんが分からないようであれば、無理には進めず、「多い・少ない」だけを問うようにしましょう。難しい問題を無理やり問いかけるとお子さん自身の学習への意欲が低下したり、自信を無くす結果となり、学習嫌いを生んでしまう恐れがあります。今は分からない問題でも、理解するだけの能力が身に付いた時にはスムーズに答えることが出来ますし、成長と共に理解度は上がるので焦らず進めて下さい。

○おはじきでの「多い・少ない」が理解出来たら、今度は同じ大きさのコップをいくつか用意し、ジュースを入れます。この時、ジュースの量を少しずつ変えて下さい。そして、「ジュースが多い順番に並べてみよう」などと声を掛けて下さい。コップに飲み物を注げるお子さんには、「コップにジュースを段々、少なくなるように注いでみて」など、自分で注ぐように指示してもいいでしょう。しっかりと、「多い順」「少ない順」まで理解することが出来れば今日のおけいこはおしまいです。

【応用】お受験をお考えのお子さんは更にもう一歩、学習を発展させて下さい。ジュースの量は同じずつ注ぎ、コップの大きさ(容器の大きさ)を変えて「どれが一番多いかな?」と聞いて下さい。この質問に対し、「どれも同じ量」と答えることが出来れば正解です。この問題は見た目のコップ(容器)の大きさや形に惑わされることなく、中身の量を判断することが出来るか?を問う、難しい問題です。けれど、この「見た目に騙されないこと」「大よその見立てを立てる」ことは後の算数においてはとても大切なスキルになります。なので、「こちらの方が多そうだ」「少なそうだ」という見立てや予測を立てることはとても大切なので、日頃から意識して問いかけるようにしましょう。

今日は「多い・少ない」のおけいこをしました。日頃の生活の中で「どちらが多いかな?」「何個少ないかな?」などと身近な物を利用し問いかけ、お子さんが「量」や「数」に興味を持てるような質問をしてほしいと思います。

それでは、今日のおけいこはおしまいです。大変、良く出来ました♪

*現在、お教室は移転して福岡市南区長丘となっております。

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