今日の福岡の雲は風の影響で、忙しい程に流れています。時折、隙間から射しこむ光が眩しい。遠くにはその合間を縫うように羽ばたく飛行機が見えます。『どなたか存知あげませんが、皆さん、お気を付けてー。いってらっしゃーい』と無事を祈りました♪そっちこそ、誰？って感じですが・笑。

写真は生徒さんからのお土産です。広島と言えば、やっぱりこれ！《もみっち》ですよね。『そんな呼び方、誰もしてないよ…』と娘。えっ？それは初耳ー・笑。

家族旅行から戻ったお子さんとのレッスンは、とっても盛り上がります。というより、お子さん達の一段階、成長した様子が見れるのです。例えば、旅行の話の中で、『海の中に入ったら、波がバシャーっとなったの。冷たかったけど、面白かったー』こんな会話が飛び出します。《波》《バシャー》《冷たい》短い会話の中にも、使える表現、語彙が増えたと実感する瞬間です。特にこのお子さんの場合、当初は言語力や言葉の発達遅延のご心配で教室にいらしたので、このように《会話が弾む》ようになった現在の姿を見ると、感慨深いものがあります。

私は教室でも、noteでも《家庭学習》の大切さを語っています。しかし、学習は机上だけで留めるものではないことも付け足しておきます。家族旅行から戻った子ども達の様子を見ると、色々な経験や豊かな体験から大きな収穫を得たことが分かります。プラスの影響力です！

この日、こちらのお子さんとは《お話の続きを考えよう》をテーマに簡単なお話作りをしました。これまでの傾向から、この手の取り組みが苦手なのは分かっていたので、『難しいー！』と投げ出してしまうかな？私に助けを求めるかな？と予想していましたが…。出てくる、出てくる！アイディアが次々と飛び出し、早速、作文用紙に書き始めました。この変化には私もびっくりです。お母様とのお話の中で、ご旅行中は創作体験や動物への餌やり、触れ合う時間もあったことを知りました。きっと、大好きな人たちと過ごす楽しい時間やそこでの様々な体験が、脳に、そして心に良い刺激を与えてくれたのでしょう。

旅行だけでなく、近所の公園を散策したり、近場でのお出掛け、あるいはお家の中での料理や工作などの《経験》からも、子ども達は多くのことを学び取ります。元々、そういった力が備わっているのでしょうね。子ども達の目に映る物やその色は、もしかしたら私達大人とは違うのかも？と思うことすらあります。実は見落としているだけで《生きた学び》は案外、身近な所に転がっているものです。それを拾わない理由はありませんよね！そして、体験して学んだことをまた次の学びへと繋げてほしいものです。作文や絵、音楽などを創作する際の《表現力》にもきっとプラスの影響を与えてくれるはず！

寒ーい冬が来る前に…。ご家族で、もうひと遊び！してみませんか？

それでは、次回もどうぞお楽しみに。