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保険外サービスにおけるリハビリテーションを「自称リハ」と称した報告書について

理学療法士のふくちゃんです。

6月は緊急事態宣言が解除されて少しずつ経済活動が戻ってきていました。しかし、ここ数日関東の発症者が増えているようです。まだまだ予断を許さない状況ですので、皆さまも十分お気をつけください。


さて、先日自費リハビリを提供している私には見て見ぬふり出来ない報告書がアップされていました。

報告書はコチラ↓↓


この日医総研(日本医師会総合政策研究機構)は、報告書の中で自費リハを「自称リハ」と称していました。


はっきり言って「悪意」感じるんですけども!!笑


過去に出たこの記事からも分かりますが、如何にリハ職を「医師の指示の元」に置いておきたいかが見て取れます。


総合的に見て

・リハビリ専門職は供給過剰に突入している
・急性期~回復期の医療を重点的に拡充する
・在宅や生活期のリハビリは縮減する


確かに急性期の医療は重要です。それと同じくらい生活期のニーズを満たすことも重要でしょう!

そもそも訪問リハビリテーションはほとんど機能しておらず、訪問看護ステーションにおけるリハビリにも制限が加わり、昨年は医療保険での算定日数を超える患者の原則介護保険移行も改正されました。介護保険で他のサービス(入浴、介助、送迎など)を使っている人に十分なリハビリは提供しづらくなっています。

更に、予防リハビリといった保険外での関りは、高齢化する日本人の健やかな生活を支える、いわゆる健康寿命のためにも絶対必要です。


このまま「病気をみる専門職」となっていくのでしょうか?

それとも「人をみる専門職」として、広く人の健康に貢献していくのでしょうか?


私は後者も必要だと信じています。


医療機関や介護保険施設もこれからは安泰とは言えません。


医療職種の柔軟な働き方が求められているのではないでしょうか?

我々のリソースは、これまでの医療の在り方以上に広く社会に提供されるものに変わりつつあるのではないでしょうか?

頭の凝り固まったスマートフォンも使いこなせないような先生方の言う通りでこのまま医療業界は変わっていかなくて良いのでしょうか?笑


理学療法士 ふくちゃん

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