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自分を好きになるコツ

あなたは自分のことが好きですか?

「大好き!」という人もいるでしょうが、何かしら嫌いな部分があるという人も少なくないでしょう。自分を受け入れること、好きになることはとても大切でそのことは分かっていると思いますが、「わかっちゃいるけどやめられない(by 植木等)」のが現状だと思います。

でも、自分の「ここがイヤだなぁ」と思う部分も含めて、ありのままの自分を受け入れて、できれば好きになることができると、それだけでもかなり人生の幸福度をアップすることができます。

もしも、自分の「ここがイヤ!」という部分があったとしたら、そう思っているのは他ならないあなた自身。ということは、あなた次第でどうにでもなるということです。では、どうやったら嫌いな部分を受け入れる事ができるでしょうか。

エネルギーは常に自分に影響する

どんなことでも、「好き」という感情は気持ちをワクワクさせて、楽しさを増してくれます。それと反対に「嫌い」という感情は、落ち込んだり、嫌な気持ちになったり、悲しくなったりと、あまり良い影響を与えてはくれません。

例えば、「最近、お腹まわりがポッコリでちゃってイヤだ」と思ったとしましょう。鏡に映る自分の姿を見たら理想と違っていたり、痩せていた頃の服を着ようとしてちょっとキツかったり、お腹を触ったら余分なお肉がタプタプしてたり・・・。そんな時、なんとなく嫌な感じがしますよね。

まず最初に意識するのは、「自分のことを否定しても、何も良いことはない」ということを理解することです。ほとんどの場合、自己否定は無意識なものですが、否定するという行動・意識は、それだけでネガティブなエネルギーを生み出し、あなたに良くない影響を与えます

無意識なこと、目に見えないことは「自分にとっては存在しない」ことと同じですが、でも、確実に影響を与えているのです。そんな無意識な行動を変える最初のステップは、「そういう行動をしているんだ」ということを意識することです。そうすることではじめて、違う行動を取ることが可能になります。

嫌いな部分は、いろいろな形で影響する

エネルギー的な点以外に、自己否定による良くない影響は、それが他者との人間関係にも影響を与えることです。

例えば、子供が何人かいる場合に、その中の一人に対して特に厳しかったり、怒ることが多かったりすることがあります。そういう行動を取ってしまう理由のひとつが、「その子が一番自分に似ている」ということです。

人は本来、自分の事が一番好きなはずですが、そんな自分にも嫌いな部分があってそれを認められない・受け入れられないとしましょう。すると、「大好きな自分でさえ許せない部分」を自分の子供が持っていることに無意識に反応し、ついつい辛く当たってしまうのです。

これはもちろん、子供との関係だけではありません。会社や学校、仲間同士など、人と関わる時はいつでも影響します。つまり、自分を受け入れる、受容することができると、さまざまな人間関係に良い影響を与えてくれるということです。

自己否定の原因のひとつは比較すること

私は心理カウンセラーではないので、学術的なことはわかりませんが、私が考える「自己否定の原因」の一つは、人との比較です。

私はもともと、あまり運動が得意ではありません。小学校の時など、できれば運動会には出たくなかった方だし、長距離走などはあれこれ理由をつけて休みたかった方です。では、この「得意じゃない」というのは、何を基準にそう思ったのでしょう?

それは「他者との比較」です。

例えば、徒競走をしたときに「いつもビリ」だと、走る競技が嫌いになってしまいます。つまり「人よりも遅い」ことが理由です。

字が下手な人は、それだけでコンプレックスになることもあるでしょう。でも「下手」というのも、「他の人は上手なのに、自分は下手」という比較の結果、そう思うのです。仮にあなたが江戸時代に生まれていて、まわりの人は誰も字を書くことができずに、あなただけが唯一読み書きできる人だったとしたら、それでもあなたは「字が下手だ」と思うでしょうか?

「隣の芝生は青い」ではないですが、誰でも自分よりも上手くできる人と比較をして、「自分はダメだ」と思うものです。でも、世の中には歩く事ができない人もいれば、字を書くことができない人もいます。そういう人達に比べたら、それができるだけでも感謝に値します。

世界中、自分と同じ人は誰もいません。違う人同士を比較しても全く意味がないということに気付きましょう。

それを理解し、意識し、自分の考えのベースにすることができると、自分を否定しなくなるだけではなく、他者を尊重することができるようになります。

比較しないこと。競わないこと。全てをありのままで受け入れると、人生はより豊かで幸せになること間違いなしです。

読んでいただいてありがとうございます。何かを感じてもらえたら嬉しいです。これまでの経験について本にしようと考えています。よろしければポチッと・・・。