『うんこ漢字ドリル』から考える、世の中から求められるもの#福ログ【Vol.122】

『うんこ漢字ドリル』を知っているだろうか。

う○こに絡めて漢字を学べるドリルのこと。(冒頭で言い散らかしているのに、伏せ字にしてみる。)

たとえば「公園で"タイ"そうをしながら、う○こをしよう」といった問題が出てくる。

いくつもシリーズがあり、400万部は超えているらしい。

漢字を覚えるのは苦手。でも「うんこ」という言葉は何故か好き。(伏せ字解除)そんな小学生(主に男の子)に向けた、画期的な商品だと思っている。下ネタを学習に使うのは、あるようでなかった気がするから尚更。

一方で、ふと思ったのは、テレビのバラエティでは下ネタだったり過激な演出だったりが抑制されている。全力でバカなことをやっていた番組(「めちゃイケ」だとか「とんねるず」だとかをはじめ)はテレビの世界から淘汰され、ネットの世界にシフトしている。

視聴率やその他要因もあるため一概に紐づけてはいけないだろうが、テレビという公の場でド下ネタやバカなことは受け入れられない世の中になった。

で、あるのに、うんこ。うんこは凄い。もちろん批判はあるだろうが、それでも400万部を超えている。学習に紐付けたから、世の中的にはうんこでも許されるのだろうか。対象が子ども向けであるから、うんこ(漢字ドリルシリーズ)は400万部も売れているのだろうか。

世間的に淘汰されつつある「下ネタ」と、縮小しつつある「出版(書籍)」、減少している「子ども」、うんこ漢字ドリルに関連する要素を挙げると、どれもマイナス要素なのに、「子どもの教育にお金をかける需要の高まり」に乗って、うんこ(漢字ドリル)は発行部数を増やしている。

やっぱりうんこ(漢字ドリル)は凄い。

縮小している、淘汰されつつあるからといって、そこだけを見てはいけない。掛け合わせてみたり本当にニーズがないのか確認したりして、社会が求めるニーズを判断すべきだと、うんこから学んだ。

ありがとう、うんこ。(金曜朝から「うんこ」連呼、すみません)

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