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退屈で、やりきれん。

働きたくなくて働きたくなくて仕方がない。

もう27歳だというのにまだ仕事に折り合いをつけられず、
勝手に無駄に頑張って、勝手に無駄に気遣って、勝手に他人にどう思われているかシミュレーションをして、勝手に疲れて、勝手に休日も無駄にしている。

人生がこんなにも退屈だなんて知らなかった。
歳を取れば取るほど、人生が退屈で退屈でたまらん、という感情がクリアになってくる。

一生懸命頑張って生きていたら、いつか幸せが訪れるかもしれないというその小さな可能性にかけて生きてきたわけだが、30歳を前にして、どうやら生きる意味はそこには無いらしいということが分かってきた。

人間誰しも必ず死ぬし、死んだら記憶だって残らないのに、何故生きるのか?
しかも、嫌なことを我慢して、理不尽にも耐え、何故頑張って生きるのか?

勉強を頑張らなくても、仕事を頑張らなくても、本質的には誰にも迷惑なんてかけやしないし、頑張ったって特段報酬なんてない。
家族や恋人、親しい友人がいたって同じことである。

生きていることそのこと自体に固執する理由が必要なのである。

大学時代、就活時期に友人とよく話していた、
「本当に好きなことだったら頑張れるんだろうな。」
という会話を最近よく思い出す。

多分これは本当に真理で、ただ、本当に好きなことってなかなか出会えないのが世の難しいところであり、だからこそ、多くの人が所属する属性というラベルを得ようとし、そしてそのラベルを以て安心を獲得するのだろう。

社会で生きる限り、一定の社会的評価を受けながら生きていかなければならないし、社会で認められない発言は控え、社会で受け入れられている行動をしていなかければならない。

僕は他人がとても怖い。
日を追うごとに、このまま誰とも深い人間関係も築くこともなく死んでいくんだろうな、という確信が増してくる。

もうすぐ30歳だというのに、大した専門的知識もスキルも経験もなく、最近は好奇心すら減退してきており、このまま生くことへの意義を自分自身に問うている。

みんな好きなことをして、無駄に理不尽に耐えることもなく、好きなように生きていけたらいいのにな。

僕はとりあえず猫でも飼おうかな。

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