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母になって10年経って思うこと

3月になると、いつもそうだ。
「保育園に預けて働くなんて、罪なんだろうか」と感じていた
10年前が昨日のことのように思い出される。


でも、今年はゆっくりと「余白時間」を作って
コーヒーを飲みながら、ちょっと違うことを考えてみた。




そういえば、息子が昨年末の誕生日で10歳を迎えた。

そう、「そういえば」が付くくらい、
ジェットコースターのような日々だった。


ここまで大きな怪我や病気もなく
やりたいこと(剣道)にも打ち込めているのは

「幸運」としか言いようがないと思うんだけど、


目を離した一瞬の隙に、飛び出して命を落とす危険や
どんなに気をつけていたって巻き込まれてしまう事故のリスクだって、周りにはたくさんあった。


けど、何となく平和な感じに暮らせてる。




歳を重ねるごと、
これは奇跡なんだという実感が増している。


でも一方で、奇跡だ感謝だと言ってられないほど
慌ただしく、ゆとりなく、時が過ぎ去っている日の方が多いような気もするんだけど


感動と泥臭さのはざまで、なんとか生きてきたのが
この「母になって10年」という時間だったんだ。


そして、キャリアと家庭の両立するために
「自己実現」というテーマを追い続けてきた。

独身時代や20代には実感できなかった「自己実現」を
子育てと両立しながら求めることにあがき続けた10年だったし

家族の「自己実現」を応援したい、寄り添いたいと
思い続けた10年でもあった。



けれども、そろそろ次のフェーズに行こうと思う。

母となって
見つめてきた社会。
対峙してきた理不尽。
数えきれない感動。
家族の、自分の、心を見失わないため
探し続けたやり方、工夫。
やっぱり原点は、「どうありたいか」を考えることだと
思う、続けるための情熱。
次の世代に伝えていきたい。
その上で、変わり続けることを体現していたい。


自分だけが幸せになるんじゃなくて
下の世代も同世代も上の世代も日本人も外国人も幸せになる
きっかけになれるような自分になろう。


と言っても、気負わずにね。
みんながみんな、手に届く幸せを求めていったらいいよね。












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