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自分自身のスティグマと偏見

日本には、生活保護にさえ、スティグマと偏見があります。生計を立てるための仕事もできなくなる前には、精神疾患があります。とくに双極症は、調子の良い時期もある(躁状態を錯覚しやすい)ために、思いもしていないことがあります。もしくは、診断を受けるまで10年くらい掛かる人も多いです。その間に違う診断を受けて、なんか違うような気がする、と違和感を感じてドクターショッピング。わたしの場合は診断を受けて、やっと楽になりました。

本格的に追い込まれ、退職したあとに職場を創業した人が双極症だったらしいと気がついたことから、深刻さに気が付きました。

創業者は社会貢献のために福祉業に踏み入ったものの、業界ド素人。我ながら情が深いなと思いますが、自身の疾患に向き合うことになる業界で、苦しくならないか心配です。

なんで向き合えないかって、わたしも家庭に双極症がいましたが、強烈な経験をしていて、誰よりも強い、精神疾患への偏見を持っていたからです。迷惑をかけているのに、謝ることがまったくない。通院している様子もない。親世代は通院よりは、生活の中で紛らわすことを健康的という時勢があり、それも影響したのだと思います。
創業者も父親は強烈な人で嫌いだったと大きな問題があり、他の兄弟への嫉妬も持っているようでした。精神疾患者同士で話していると、家族の精神的介護を経験して疲れ果て、疑問を感じたことを語る人は多いです。

精神疾患が社内から生じていることを調査し、統計が好きな民族なら、統計結果から社会的スティグマを軽減してほしいなと思います。社内で起きてくる問題なら、うつ病や適応障害も含め、会社で働き、不満やストレスや不適合を感じている人にとって、将来に存在しうる近い問題として、身近に捉えてほしいなと思います。自覚がないで発症したまま、起業した人々がインターネットウイルスのように精神的ストレスを周囲にばらまいて発症させてしまいます。
すでにFPや弁護士など、人生の経済設定に関わる人達は精神疾患を受傷しうるリスクの一つとして組み込んでいるのですが、見て見ぬふりをする人が多いということでしょう。

そういうふうにしている人ほどダメージが大きいということを身を持って知り、声を上げることができるのではないでしょうか。

わたしは日本は終わったと叫ぶよりは、何が終わっていると感じ、どうしたら解決すると思うのか、治療していくように指摘して声を上げていくことが必要だと思います。声を上げないと、本当に終わってしまいますから…。
困っている渦中の人が、いちばん治してほしいという欲求を感じているはずです。

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