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大河ドラマ『光る君へ』第10話・月夜の陰謀×本屋さんに行ってみよう

今日も観ました大河ドラマ。
日曜8時は大河ドラマ!!

直秀の衝撃にSNSうろうろしてた先週。
直秀演じる毎熊克也さんはじめとする散楽の演者さんが撮った集合写真がSNS(X)にあがっていました。
そこには1000年前の青年の青春がありました。
泣くしかないじゃないかっ!!

直秀は架空の人物だけど当時もこんな風に貧しいながらも笑い合い散楽をし、そして囚えられた人たちがたくさんいたんだろうな。理不尽に殺されたり、、
現代の写真だけど1000年前を庶民の姿を見たような気がしました。


・『光る君へ』〜9話振り返り

散楽のみんなと直秀の死しか振り返れない衝撃。

脚本家の大石静さんが物語上『直秀は死ななければならない人』という言葉を綴られてました。道長が覚醒する大きな出来事なのはわかるけど辛すぎる強烈すぎる物語のスパイス。

毎熊さんは2年連続投獄(役で)です。好きな役者さんで印象に残ってます。
獄の中で『どうする家康』では徳川家を裏切り悪態をつき、『光る君へ』では仲間と歌をうたっていましたが両方とも権力なき者の心の叫びです涙

うう、、ありがとうございました。


・『光る君へ』10話を観る

またまた見逃せない予告に期待してしまう。
今回は陰謀とラブ♡回でした。
花山天皇を出家させるという藤原家の大陰謀。

ああ、美しい書。
文を交わす美しさ。でも2人の熱量が違う。
ラブモードの道長の歌と強い意志を感じるまひろの詩。
和歌は『感情』、漢詩は『志』
藤原行成の解説がわかりやすくて納得!!

まひろと道長は交わらない互いの気持ちをぶつけ合いながら(一歩引いてみるとお互いのスキ合戦でしたが)切ない一夜を過ごす、、、
先週末予告を見たにも関わらず、こんなに早く切なく結ばれるとは意外でした。

一方藤原家では花山天皇を出家させるという大陰謀。
平安の世の藤原家の地位をより強固にした大陰謀。
兼家はわかるけど、、9,10話にかけて安倍晴明もけっこうノリノリで陰謀に加担してるのが面白かったです。
ミチカネの花山天皇を裏切った瞬間の花山天皇の絶望とミチカネの掌返しもすごかったけど、なんといってもラストの兼家の『天下とったどー!!』みたいな『ワハハハ』が一番印象に残った10話でした。

(・〜10話おまけ)

詮子さまが女版兼家で面白すぎる。似過ぎで嫌ってる割に慕ってるよねとも思う。
直秀の死で心がぽっかり空いたような、、と思ってたらラブ展開にWAO!!ってなった。大河だよ?8時だよ?
2人がこんなに早く結ばれるとは、、倫子さまが頭をよぎる。
やっぱり倫子さまがこわい。源氏物語の六条御息所みたいな『怖いお姉さま』を思い浮かべるのは考えすぎでしょうか、、

・『紀行のコーナー』

東宮や天皇に即位したての頃は破天荒な花山天皇でしたが、19歳で出家し巡礼したり霊場を再興したり、、

若くして一生分の恋をし陰謀かもしれないけど若くして権力の伏魔殿から離れ心穏やかに過ごされていたのなら良いなと思います。

〜京都府京都市〜
≪平野神社≫
JR「京都」からバス「衣笠校前」下車、徒歩2分
≪元慶寺≫
市営地下鉄「御陵」下車、徒歩20分

〜兵庫県宝塚市〜
≪中山寺≫
阪急電鉄「中山観音」下車、徒歩1分


・『光る君へ』関連本

『光る君へ』を見ていると『源氏物語』というよりは平安時代に興味が出てきます。なぜ兼家が権力に執着するのか藤等家の権力はどれほどのものだったのか道長の栄華はどれほどのものだったのか、読んでみたい一冊です。


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