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写真徒然 2019.4.28 問われる店

近所(クルマで30分ほどは近所)の「農家の店」で苗を買いつつ、わざわざさんの新店舗『問tou』に足を運んだ。

「農家の店」というのは文字通り、そのまんまそういう店の名前なのだ。信州らしいし、わかりやすい。で、その近く(クルマで10分ぐらい)の小高い丘を上がった「芸術むら公園」に『問tou』はある。

昔は何がしたいのかよくわからない謎の売店(公的な施設にありがちなやつ)が入っていた建物がリノベーションされて、一気にどこでもない位相になっていた。

なんだろう。わからない。もちろん、いい意味でだけど。夢で出てきそうな店というか空間。

わかりやすくなく置かれているものや、いろんな意匠がいちいち気になるのだ。ひと言で言えば、本当に店の名前の通り「問われる」。

ここに行けばこういうものがあるだろう、こういう時間が過ごせるだろうという「わかりやすい」ものを求める人には違和感があるかもしれない。

だけど「自分への問い」を持っている人には、それぞれの居心地が得られる店。

個人的には、このどこでもない空間がうちから30分ほどの場所にあるのが、ちょっと嬉しいし、まだどこか信じてない。