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X-S10を借りました。

昨年末に友人からオファーを頂きライブ撮影に挑戦しました。

自分にとって初めてのライブ撮影で、結果としては合格点を頂いたものの、実際に現場を経験してみて、今の機材の弱点や今後の課題が色々と見えました。
使用機材はFUJIFILM  X-Pro2とFUJINON XF16-55 F2.8です。


撮影後、2000枚近くの写真を全て見返して見ましたが、ピンボケや被写体ブレの写真がとても多く実際に提出出来た写真は100枚弱でした。

失敗した数多くの写真を見て、「今後克服するべき課題として、暗所での動体撮影の成功率をどのようにして高めるか」という事が頭に浮かびました。

最適解としては、フルサイズへの乗り換えがベストだと思いますが、現時点でそんな予算も無いので、もう少し現実的な案を考えました。

そこで、FUJIFILMである以上センサーサイズはAPS-Cから変える事が出来ない為、X- Pro2よりもAFが早く、手振れ防止機能がついている機種を探してみる事にしました。



そんな矢先、前回と同じ友人から次のライブ撮影のオファーを頂きました。
早速、課題の克服のチャンスがやってきました。

そしてX-Pro2より速いAF性能、手振れ防止機能搭載、X -Pro2と同じバッテリーが使用可能という条件から、X-S10をレンタルをしてみる事にしました。


本番の約10日前、カメラのサブスクリプションサービスのGOOPASSに登録をし、X-S10が手元に届きました。



思っていた以上にコンパクトです。
大きく重いXF16−55とアンバランスの様に見えますが、
グリップがしっかりとしているので使いやすいです。


自分の手元に初めてミラーレス一眼が2台揃いました。
豊かな気持ちになりますね。


本番前にX-S10の使い心地を確認しておきたかったので街に出てみる事にしました。


今回向かった先は有楽町です。撮影時間が短時間の為、今回はポイントを2箇所に絞ってみました。まずは駅前の交通会館へ。


中央にシャンデリアのある螺旋階段がありました。
前から螺旋階段を撮ってみたいと思っていましたが、
交通会館にあると知らなかったので嬉しい誤算でした。


地下階から見上げて見ました。
シャンデリアと螺旋階段がお互いの存在感を引き立て合っている様に見えます。


屋上庭園へ。
すぐ近くを走る新幹線を眺めながらゆっくり出来ます。


エッシャー風の階段。
何かの記事を見て、この場所は撮ってみたいと思っていました。


同じ階段を別の場所から。
クラシックネガで撮影しました。



場所を変えて以前撮りに行ってお気に入りの場所になった、東京国際フォーラムのガラス棟へ。



エスカレーターで降りながら天井を撮影。
建物越しに綺麗な青空が見えます。


この日も私と同様にカメラを持った人が数名いました。
東京で写真撮影のおすすめの場所を聞かれたら、
私はここを推薦します。楽しいです。


3/2にこの場所を設計した建築家のラファレル・ビ二オリ氏が亡くなったとのニュースを見ました。
素晴らしい場所を造ってくれた事に感謝したいです。


帰り際に丸の内仲通りを取りました。
枯れた街路樹も趣がありますね。



X-S10を実際に使ってみて、軽さは正義という言葉の意味がよくわかりました。長時間持っていた時の、体に掛かる負担の違いをかなり感じました。

X-S10を所有していた会社の後輩が、これまで各メーカーのカメラを使用してきたが、その中でも上位に入るくらい良いカメラだったと言っていました。
私も実際に使ってみて、レンタルじゃなくて所有しても良いかなという気持ちになるくらい魅力のあるカメラだと思いました。


出来る限りの準備は整えたので、あとはライブ撮影が前回よりも良い写真を撮れる事を願うのみです。

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