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【盗賊からの転身~ヴァールミキ~】

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大悪党、ヴァールミキのお話

盗賊 ヴァールミキ

旅人の金品を奪って生活していました。

容赦なく首をはねる、恐ろしい山賊で有名だったそうです。


ヴァールミキは、

「俺が生きるためにやっているんだ、家族もいるんだ!旅人からとって何が悪い!!」と・・・


あるとき、聖者が山から山へ移動していた。

ヴァールミキは、いつも通りに「金をだせ!!」

聖者「お前は、そんなことをして、心は大丈夫か?」と尋ねた

つづけて、
「心は穏やかに入れるのか?そんなことをして、その肉体を手放した後、どんなふうになるのか心配しないのか?」

聖者は、ヴァールミキを落ち着かせるように話しかけた。

ヴァールミキは、
「うるさい!おれは家族の為にやっているんだ!」
「たしかに、人の物を奪い、首をはねて、良いことはしていないことは知っている。でも生きるために仕方がないし、
奪った金品で、生活し、子供にミルクを飲ませたり、生活する妻も、俺の悪行を一緒に分かち合ってくれるはずだ!」


聖者は「あなたがやった行いは、あなただけが、その結果を受け取らなければならない」

「あなたがやった行いは、あなただけが、その結果を受け取らなければならない」

「人の首をかっているのだから、あなたはいつか絶対に何回もかりとられる」

「いますぐ、家に帰り、家族に自分のやってきた悪行を話、わかちあってくれるか聞いてきなさい」

ヴァールミキは、家族に聞きに行った

「俺が今までやってきた、金品で生活しているのだから、分かち合ってくれるよね?」

妻は、「あなたのしたことはあなたが責任をとるのよ」

「私は家で子育てをしているの、あなたがどんなことをして持ってきたかは関係ないわ」

ヴァールミキは、絶望、、、裏切られたと。ひとりでこの悪行をつづけたことを、背負っていくのか


ヴァールミキは、聖者の元に返り、聞くわけです

「いまから心を改めたい!!」今までの自分は間違っていた

聖者は、

「あなたの心の汚れ(汚れのことを「マラ」)といいます)を一つ一つ思いながら、マラと唱えなさい」
「マラマラマラ・・・・ラーマ、ラーマ、ラーマ」「ラーマ」という音になっていく。

あまりに深くヴァールミキが集中していたので、
蟻が蟻塚をつり始めて、ヴァールミキがどこにいるのかわからなくなった。

ヴァールミキは、その罪を滅ぼすように、マラと唱え続けた

何年も続けた
蟻塚の近くでラーマ、ラーマラーマという音が聞こえていた。

そこを通りかかった聖者が蟻塚を割ったら、かわりはてたヴァールミキがいた。

ヴァールミキに起きろ!といって起こすと、ヴァールミキは、ある聖者の夢を見て居ましたと話した。

名前は、ラーマというのです。それで家に帰り『ラーマヤーナ物語』を書いたというお話。

ラーマーヤナ物語・・・ラーマ王子のお話。インドでは広く親しまれている。

大悪党でも、その手段さえ在れば、

いくらでも変われる。後世に残るラーマーヤーナ物語を書いたように

自由の道というのは、過去ではなく、今、何をするか?何に向かっていくのか?
そして未来、何をするのか?

という決断によって決まると言っています。

今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように!

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