【身近にいるカルマヨーギー】
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今日は私の【身近にいるカルマヨーギー】をテーマにお話ししたいと思います。
それは、義理の母です。すでに、他界しています。
結婚してから2年間ほど、同居していました。
同居理由は、結婚するまえに家を探していたのですが、なかなか通勤の便のいいところに巡り合わず、住む場所の迷子になっていました。
田舎なの家なので部屋数は多く・・・同居しながら、暮らしをしながら家探しをしていこうとなりました。
当時の私は会社勤めで、毎朝通勤に電車を使っていましたが、田舎の電車は1時間に一本、会社の始業時間に間に合うようにするには、
朝6時前の電車に乗ります。
幸い駅まで徒歩5分。支度を済ませ、5時半に朝食を食べたら、さっとでれました。
私もいい大人なので、前日タイマー予約した炊き立てのご飯と 前日の残り物を頂き、自分の分だけ準備して 簡単に済ませ、家をでます。
そんな生活が始まってから間もなく、母も私に合わせて、起きて朝食の準備、私がすぐに食べれるように器にご飯をよそい、
冷蔵庫にあるものをさっとだし、 私が起きてくると「おはよー」と毎日、準備をして声をかけてくれました。
私が寝坊した日も、寝室の前にきて、声をかけてくれます。
なにげなく、気を使いながらもそれ以上、私に言うこともなく、ただただ、私にそっと手を差し伸べるように、私の会社員時代を支えてくれました。
嫁というより、娘でした。
そんな義母は、一緒に台所に立てば、世間話、昔話、姑の小言もふくめて、話をしていました。
まだ私の夫が小さかった頃は、姑も現役です。いろいろと言われて、休みの日は、子供と出かけます。と伝えたら、
「何時に帰るのか?夕飯は任せたから。」
と制限の多かった嫁時代を過ごしたそうです。
何か嫌なことがあると、台所では鼻歌を歌い、気持ちを晴らしたと言っていました。
その話を聞いた当時、夫に聞いてみました。「昔から、お母さん、よく台所で鼻歌歌ってた?」と。
夫は、よく歌を歌ってた 言っていました。お母さん色々思いがあったんだなと感じました。
そんな母はいつも家族を支えていました。時に笑い話、時に家族にからかわれたり、お母さんがいると食卓が明るくなるって、こういうことですね。
生前、母といろいろと話をしていると、お母さんもっと自由に生きたらいいのにな、と私は思うことが多かった記憶があります。
でも、今思えば、
目の前のことに常に向き合い、自分を変化させ(孫の世話が始まれば、仕事をやめて育児を手伝い、孫の手が離れたら、家の近くでパートをする)そして、また孫が生まれたら、育児を手つだう・・・)そうやって、家族との調和を図っていたんだとわかりました。
63歳までそうやって、目の前のやるべきことを受け止めて笑顔でこなしていった母は、私の身近なカルマヨーギーです。
今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように
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