「本の贈り物」
数年前から、1人の友人と本を贈りあっている。
ある日、誕生日でもなんでもないのに、友人から贈られてきたのがきっかけだった。読んで面白かったから贈ってきてくれたらしい。
それ以降、「あの子が好きかも」と思う本を見つけたとき、わたしも贈るようになった。
本を共有できるって、いいもんだなぁ。楽しい。
今はそう思ってるけれど、わたしはかつて、本を共有することは恥ずかしいと思っていた。
本の共有は恥ずかしい?
なんとなく恥ずかしくて、長らく本をあげたり紹介したりという選択はわたしにはなかった。
だって、頭の中をのぞかれてるみたいじゃない?
わたしの偏り、興味、好み、いろんな要素が本のセレクトに反映されてるはずで。わたしの中身を公開するのは、ものすごく抵抗があった。
もし、本を貸した相手に、「こんなの読んでるの?共感できない」とか思われたら、絶望してしまう。(今はもちろんそんなことない)
そんなこんなで、読書が好きなのに本の貸し借りはおろか、本の紹介すらしてこなかったのである。
それが、冒頭の友人とのやりとりで180°方向転換したのだから、おどろきだ。
おそらく友人のセレクトが良かったのもあるだろう。家族同然の友人だったのもあるだろう。それにしたって、なんて手腕なんだ……!
恥ずかしいとばかり思っていたのに。
今や、すっかり本を共有する楽しさに目覚めてしまったのだから、わたしチョロすぎやしないか。
本の共有のいいところ
本の共有のいいところはたくさんあるのだが…まるで交換日記のような、懐かしい気持ちになる。なんてエモーショナル!
「今はこんなことに興味あるんだ!」と相手の近況を知る。
「この作家さん、知らないぞ?」と新しい扉を作ってくれる。
「この文章、あの子の好みかも」と相手のことを思う時間ができる。
「頑張ってるあの子の肩の荷が降りるといいな」と相手の近況に合わせて本を選ぶ。
1人で読むよりも、世界が広がることを実感したのだ。
恥ずかしがっている場合じゃない!これは面白いぞ!!
共有する楽しさを知ったアラサー、
本の紹介をはじめた
そんなこんなで、アラサーになってようやく本を共有する楽しさを知ったわたし。
最近、Twitterをメインに本の紹介をはじめた。(Instagramの方がいいのかしら、模索中)
絵本がメインなのだが、ときどきビジネス関連、エッセイ、メンタルケア、ジャンルは色々。
子育てに役立ちそうな絵本だったり……
メンタルケアだったり……
本のトレンドや書店情報も。
マンガも大好きなので、たまに乱入。笑
リプ、リツイート大歓迎。泣いて喜ぶ。
身近な人とぜひ本の交換、してみては?
私も密やかに発信し続ける所存。誰か、交換日記しよう?
誰がみてくれてるかはわからないけど、誰かの新しい世界を広げるきっかけになりますように。
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