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どうしたら星野源になれる?

先日ネット上で話題になっていた、星野源ゲスト回の初耳学を観た。番組では「今でしょ」の林先生が聞き手となって星野源のこれまでが1時間弱語られた。音楽家、俳優、文筆家。3つの生業をどれもぬかりなくやっている。すごい人なのだ。今日は「やっぱり私この人大好きだわ」となった場面を残しておきたいと思う。


1.文章をさらすことで強制的に成長


文章をうまく書けるようになるためには、人の目にさらすしかない。そう思って各所の編集者の方に「ギャラはいらないので連載させてもらえませんか」と声をかけ、200字の小さな連載からスタートさせたらしい。自分の性格よくわかってるからこその行動。好き。人の目を怖がるのではなく自分の成長のために挑戦するとこも好き。しかもそれを挑戦という文脈ではなく自分に課してる課題って感じでナチュラルなのもすき。

2.死の淵で思いついた自分にしかできないこと

くも膜下出血で搬送された当時、痛みと吐き気で死にそうになりながらも、どこかに冷静な自分がいたという。タワーレコードのNO MUSIC,NO LIFEのポスター撮影を控えていた星野源がひらめいたのは「NO LIFE, NO MUSIC」だった。そもそも生きていなければ、音楽を楽しむことはできない。写真には具合悪さMAXでベッドに伏しピースをする自分を使おう。死と隣り合わせの状態でそんなことを考えるなんて、人生全部面白いことにしようという癖が行きすぎてる。思いついちゃうんだもんな。すごすぎるよ。音楽を楽しみながらも、そこにのしかかるビジネスのプレッシャーを抱えてどちらもちゃんとやっていこうとしてきた星野源が見えた。この人凄すぎる。

3.再び自然を感じて作った「恋」の歌詞

6畳一間のアパートで、バイトしながら暇を持て余していた時代。「季節が迫ってきていた」と彼は語った。暇だと季節の移ろいを嫌と言うほど感じていたが、忙しくなってきてからは季節や自然を感じなくなったという。改めて初心に立ち返り、自然を感じられるようになったときに書けた詞がが「営みの街が暮れたら色めき 風たちは運ぶわ カラスと人々の群れ」。そう、あの大ヒットナンバー「恋」の冒頭。何それめっちゃいい。恋は恋愛ソングではないと何かで読んだけど、自然を感じるようになって書いた歌詞なんて好きすぎます。良。

4.「うちで踊ろう」を作っちゃうとこ

「うちで踊ろう」は、あの世間が盛り上がった事象を含めての作品だ。星野源がそう言っていた。コロナ禍になって緊急事態宣言が出たら家から出られなくなる。そしたらみんな苦しくなってしまう。じゃあ音楽で遊べないだろうか。それでてきたのがうちで踊ろうだった。いつでも星野源とコラボできて一緒に音楽を楽しむ仕組みをギター一本と歌声だけでつくり、アーティストや俳優をはじめ、一般の人、さらには海外まで広がった。優しすぎんか。社会課題を自分の好きなこととできることでやろうとしてすぐに行動に移すししかも曲が良い。凄すぎる。インスタ用に作ったから1分弱しかなかった曲を、紅白出場が決まってみんなとの約束を果たすかのようにフルをつくって披露したのもかっこよすぎる。

5.人生を楽しくやってること

絶望していた過去の自分を励ますために、「楽しい」を更新していく。そんなニュアンスのことを話していた星野源。確かに音楽も演技もエッセイもラジオも、楽しそうだ。とにかく目の前のことをたのしむ天才だと思う。大変なことはたくさんあるだろうけど、それでも楽しむ。そんな大人最高すぎるよ。私もそういう大人になりたいよ。私も過去の自分を励ますために楽しく生きるよ。明日からまたがんばるよ。源さんも楽しく生きてることだし。



星野源は最高

もう語彙力がなくなってしまった。最高。私は星野源が好きだ。一時期離れちゃったけどやっぱり好きだ。弾き語り時代も今も好きだ。演技も好きだ。遊び心が節々に感じられるのに加えて、どこか弱さを知っている強さを感じさせてくれる。励ましてくれているように感じる。そんな星野源が好きだ。大好きだ。というかもはやなりたい。どうやったら星野源になれますか?もう人生楽しむしかないですね。楽しむことを、わすれずに生きていきます。


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