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敵はどこにいるんだ?オッペンハイマーを見て

4月になり、本格的に春がきた。
桜が咲き、日差しが暖かくなった。

大阪のエキスポシティのIMAXでオッペンハイマーを見たので、今感じていることを書き記したいと思う。



感想

結論から言うと「見てよかった」


クリストファーノーラン監督作品は、
難解な設定が多いので、
毎回見る度に困らされている。
しかも考えさせられることが多い。

今回も事前学習として
たてはまさんのYouTubeを見てから行ったので、
ある程度の話の流れや登場人物は追えた。
(ありがとう、たてはまさん🙇)


この映画を見ながら考えていたことは

誰が敵なのか?

だった。

オッペンハイマーの敵として登場するのは、
・大学の教授
・ナチスドイツ
・ストローズ少将(アメリカ)
・同僚たち
・自分自身
・日本
etc...

世の中を変える、世界をリードしていく人には
世間もとても風当たりが強いが、
それを切り抜けてもなお、高い壁が立ちはだかる。昨日まで仲間だった仲間に裏切られたりもする。

映画を見るまでは、
オッペンハイマーの敵は、日本だと思っていた。
日本を倒すことが一番なのか?という幻想は、
全くの見当違いだった。

そして、
世界を変えるのは異端者で
必要な存在なのかもしれない。
常に挑み続けないと進歩はない。

今の自分と対峙する良い気づきがあった。

余談だが、
ロスアラモスでアメリカ中の学者が集められ、
各分野の特技を活かして研究を進めていく
アベンジャーズ感は、たまらなかった。

IMAXのこと

生まれて初めて、
IMAX70ミリの映画をフルサイズで見た。

これは日本では2か所にしかない設備で
1.43:1というほとんど正方形の縦長スクリーンで
映画が投影される。

正直やばい。
映像と字幕の行き来で首が縦に動く。
迫力満点の映像体験だった。
大人2,600円の面白い経験だった。


ちょっとだけ後悔してること

強いていうなら、
一つだけ後悔してることがある。

オッペンハイマーが研究してきた
物理学の話がたくさん出てくる。

事前の学習でこの動画も少しだけ見たが、
この内容がもう少し頭の中に入っていたら
もう少し世界に入り込めたのだろうと...

↑①〜④までの量子力学の動画

もし今日がやり直せるなら
全部見てから見るだろう👀

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