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初舞台ってこんな気持ち✨


皆さま、こんばんは🌙
更新がちょっと遅れております😅💦
また、皆さまの記事にお邪魔できずスキ返がなかなかできなくて申し訳ないです💦💦

こうして更新して見て頂こうというのも厚かましいですが、お気軽に読んでくださると幸いです。
またまた、演劇について気まぐれに書きたくなっているところなので。

そこで、私が初めて舞台に立った時の様子や気持ち、感想などを、あれこれ書き綴ってみたいと思います(^_-)-☆

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人生初の「舞台」というものに出演したのは、今からちょうど10年前の2013年でした。それは小劇場での公演でしたが、初めて尽くしの経験。なにせお客様の前に立って何かをするということです。

人前に立つといっても結婚式の披露宴とかとは別物の、お客様からお金を頂くエンターテイメントとしての舞台。「小」劇場ですが、私にとっては「大舞台」ともいえるほどの大挑戦だったのです。

お話はサスペンス物。演出家さんが私の好きな講師の先生だったこともあり、思い切って出演を希望しました。演劇を初めてまだ1年くらいの頃だったので、できるのかなぁと心配半分、好奇心半分。でもついに好奇心が勝ち、出演できるのかという心配を超えてしまっていました。

何もかもが初体験の驚き。出演者が決められることから始まり、配役が決定し台本をもらいました。台本の表紙に私の名前があることに感動。さっそくざっと最後まで台本を読んでみたら、「わぁ、これ面白くなりそう!」と初見で直観しました。

初の読み合わせに入り、初の立ち稽古開始、通し稽古、衣裳決め、本番3週間前、そして本番・・・。

と、舞台までのタイムスケジュールはきっちり。稽古期間の中で、様々なことをこなしたのです。けっこう疲れもしたけれど、すべてが終わった後のすっきりした解放感と高揚感は半端なく気持ちよく、まさに怒涛の期間でした。

期待感いっぱいで臨んで稽古が始まりました。けれど、現実はそう甘くはない。セリフを覚えるのから、役作りから、舞台での立ち位置、動き方・・・。思っていたよりも同時に考えてこなさなければならないことが多く、軽くパニックです。他の出演者さんから、この役はこういう役だから、ここではこうした方がいいなど、教えてもらったりしました。

こうした複数の事柄をしながら、家に帰ってもセリフの練習をしたり(誰のセリフの後に自分のセリフを言うのかとか、感情表現とか)、動きの確認をしたりします。これの他にアルバイトと掛け持ちしたりしながら創り上げていくのです。私はこの頃はまだアルバイトはしていなかったのですが、フルタイムで仕事をしている人もいるので、そうした人は結構忙しいはずです。

セリフは声に出して何度も練習した方が頭に入りました。私の場合ですが、多分他の役者さんもそうかなと思います。けど、間合いや他の役の人との兼ね合いなどは、私のような新人の時は稽古にちゃんと出ないとなかなか掴めないです。そのため私は、稽古はどうしてもでない限り、必ず参加し雰囲気を掴み体で覚えていったのです。

しかしながら声が大きく響かず、思い切り怒られることもありました。また、一緒の場面に出演する役者さん達ともやり取りが多くあり、思うようなお芝居ができず歯がゆく感じることもしばしばでした。想像と現実の違いに、自分の中で不安と落ち込みも膨らんでいったのでした。

衣裳を決める衣裳合わせも、役のイメージに合ったものを考える必要があります。私は脇役でしたが、その役柄のイメージを掴んでないと、意外と合う衣裳が思い浮かびません。こうした時も、普段の観察力がものをいうのかもしれないなと思いました。

不安と落ち込みとが出てくる中でしたが、この衣裳合わせは面白かった!他の役者さん達ももちろんやるのですが、衣裳が決まって着てみると、本当にその役柄の人物になっていくのが見えます。
「うわぁ!役者さんだぁ!!」と、けっこう感動した時でした。

衣裳も決まり、セリフも場面の仕上がりも段々とらしくなっていきます。台本のセリフが平面的でなく、意思や感情を持った立体的なものになっていくのが面白かった。場面の切り替わりも面白く、どういう時に舞台袖から出てきてそして消えていくのか、ああこうやって創っていくのかと感心や感動しきりでした。

そして本番当日。公演は週末の3日間の計6公演。

私は本番になっても声がなかなか十分に出ず、また出演者の中でも一番の新人でうまくいくまでに時間がかかったため、出番でない時間も、楽屋で皆と練習をしたのです。皆もよく付き合ってくれたなと思います。

何度かの公演の中、客席から笑い声などが聞こえたりしました。ちょっとうれしい瞬間です。でも、私はその時、役として生きている最中。舞台に立っている私は、客席の方は見ていません。相手役の人や場面の中にいて、その景色を見ています。役に集中していて、舞台上ではお客さんの笑い声は聞こえても客席の様子は見えないのです。

こうした非日常の中を生きて舞台に立っている間、自分だけど自分とは違う人間になり、役の人生を生きているのが楽しいし舞台の醍醐味なのです。

公演終了後はカーテンコールで、出演者全員が舞台に上がり挨拶します。
「どうもありがとうございました!」と全員で言って、深々とお辞儀をする瞬間、お客さんからの温かい拍手に包まれ、全身がジーンとなりふわりとするような感覚を覚えました。

苦労したり楽しかった全ての公演が終わり、カーテンコールの中で、やってきて良かったと思えて感動しまくりだったな・・・。

こうして私の初舞台は、出演者全員の頑張りの甲斐もあって一人の脱落者も出ることが無く、大成功に終わったのでした・・・・。

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とまあ、この時の気持ちや情景は今でも鮮明に覚えていて、厳しくも楽しかった懐かしい思い出です。

過去を振り向いてばかりはあまりよくないけれど、懐かしく想う良き瞬間は、いつまでも心の中に残っていって人を創っていくのかもしれないですね😌✨✨





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