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きょうだいと協力して介護をやっていくためにあなたがやるべきこと

親の介護をするとき、きょうだいは強い味方になります。
でも、なかなかきょうだいが介護に協力してくれず悩んでしまうケースも多いようです。

今日は、きょうだいとうまく協力して介護をやっていくためにあなたがやるべきことを3つご紹介します。


1. 自分ときょうだいの状況を確認しておく


親に介護が必要になったときを想定して、介護をするあなたときょうだいの状況を改めて確認しておくことをおすすめします。

介護のことを事前に考えたい人はあまりいないでしょうが、少しだけでも事前に考えておくだけで、いざ介護が必要になったときにあわてなくてすみます。

たとえば私の状況はこうでした。

▶ 両親と同じ市内に住んでいる
▶ 歩いていける距離ではないが、車で行けばそれほど遠くない
▶ 弟も同じ市内に住んでいるので、協力して介護ができる
▶ 弟も私も小さい子どもがいあるので、できるだけ負担にならないようにしたい

このように自分ときょうだいの状況を確認し、ほんの少し心の準備をしておくだけでも、その後の大変さが軽減されます。


2. 介護がはじまる前からコミュニケーションをとる


介護がはじまったからといって、それまで疎遠だったきょうだいと急に協力してやっていくのは難しいです。
いざというときに協力してやっていけるよう、介護がはじまる前からきょうだいとコミュニケーションをとるようにしましょう。

とはいうものの、きょうだいとの関係は十人十色。
すぐにきょうだいと仲良くするのは難しい場合もありますよね。
あなたの状況に応じて、無理のない範囲でやってみれば十分です。

ただ、ひとつ言えるのは、介護がきっかけできょうだいの絆が深まることもあるということです。

介護がはじまると否が応でもきょうだいが協力する必要が出てきます。
それまで疎遠だったきょうだいと、介護をきっかけに頻繁に連絡をとるようになり、関係性を回復するケースもあるようです。

介護も悪いことばかりではありませんよね。

3. グループLINEをつくって情報共有する

介護はどうしてもきょうだい間で情報格差が生まれてしまいがちです。
情報格差によるミスコミュニケーションが原因で、対応が遅れてしまったり、きょうだい間でもめてしまうようなことが起こります。

そこでおすすめの方法は、介護をするきょうだい間でグループLINEをつくってこまめに情報共有することです。

▶ 悩みごとや困りごと
▶ ケアマネからのアドバイス
▶ 病院の医師の話
など、なんでもLINEで共有することで、きょうだい間でもっている情報の格差をなくしましょう。

そうすることで、きょうだいのだれか一人に負担が集中したり、ミスコミュニケーションが生まれたりするのを防ぐことができます。


おわりに

今日のまとめです。

きょうだいとうまく協力して介護をやっていくためにあなたがやるべきことは、下の3つです。

  • 自分ときょうだいの状況を確認しておく

  • 介護がはじまる前からコミュニケーションをとる

  • グループLINEをつくって情報共有する

きょうだいがいる方は、ぜひうまくきょうだいで連携してご両親の介護をしてほしいです。
介護をきっかけにきょうだいが仲良くなれば、きっとご両親もうれしいのではないでしょうか。


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