父が話してくれた、今後の人生でやりたいこと
「親の介護をすることになった」
そう聞くと、いいイメージを持つ人は少ないですよね。
確かに介護は大変です。
でも、悪いことばかりではありません。
つらいこと・苦しいことももちろんありますが、介護をするようになってよかったこともあります。
その1つが「親とよく話をするようになったこと」です。
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私は実家からそれほど遠くない距離に住んでいます。
だから、用事がなくてもふらっと親の顔を見に行けばいいんですが、私の場合、なかなかそれができないんです。
親と何か話さなきゃいけないことや実家でやるべきことがあったら問題なく行けるのですが、何も用事がないとどうしても実家に足が向かないのです。
でも、介護がはじまってからは、必然的に実家に行くことが増えました。
ヘルパーさんが毎日来てくれて、デイサービスにも週に2回通っているのですが、やはり子どもである自分にしかできないこと・自分がやるべきことがたくさんあります。
病院への付き添いも基本的に自分が行くようにしています。
だから、親と一緒に過ごす時間が増え、よく話をするようになりました。
先日も父を病院に送っていったとき、父がこれからの人生でやりたいことをいろいろと話してくれました。
父「正月にはまだみんなでしゃぶしゃぶを食べに行きたいな」
私「そうだね。でも正月って、まだだいぶ先の話だね」
父「ちょっと先すぎるな。その前に焼き肉とか中華の店にも行きたいな。夏にはまたアユ料理を食べに行こう」
入院する前は、私の家族・弟の家族と一緒にみんなでよく集まって食事に行っていました。
そういうことがまたやりたいと父が話してくれたのです。
父は糖尿病なので、食事会をどうしたらいいのかなという悩みはあるのですが、なんとか父の願いをかなえてあげたいです。
今度ケアマネさんにも相談してみようと思います。
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介護がはじまって負担が増えたことは間違いありません。
でも、親のやりたいことをこうやってじっくり聞けるようになったのは、介護をするようになってよかったことです。
これからも父と母がこれからの人生でやりたいこと・実現したいことを聞き、1つでも多く実現できるよう努力していきたいです。
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