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介護クライシスに対して私たちが個人レベルで取り組むべきこと

「介護クライシス」って聞いたことありますか?

先日の日経新聞に下の記事が出ていました。

今日は、高齢化が進む日本の現状と、私たちが個人レベルで取り組むべきことについて書きます。

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日本の高齢化は、きわめて深刻です。

1947~49年の第1次ベビーブームに生まれた「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者に到達し、親の介護を抱える働き手が急増しています。
2020年に約655万人だった要介護認定者は、2030年には900万人程度まで増える見込みです。

親の介護で仕事を続けられなくなる従業員が続出し、職場が機能不全に陥ってしまう「介護クライシス」が現実のものになりつつあります。

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経済産業省の推計によると、仕事をしながら介護もするビジネスケアラーは、2020年時点で262万人でしたが、2030年には318万人に増えるとのことです。

経産省はビジネスケアラー発生による経済損失が2030年には9兆円に上ると推計しています。
介護離職による損失が1兆円、残りの8兆円は生産性の低下によるものだそうです。

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経産省が「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」を発表するなど、世の中の流れは少しずつ変わってきているのかもしれません。

しかし、まだまだ世間では介護する人の苦労が十分に理解されているとは言えません。

キャリアへの影響を考慮したり、「身内のことは身内で」という意識が働いたりすることで、なかなか職場で介護のことは話しにくいのが現状です。

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国や企業が、仕事と介護の両立に向けて動くことはもちろん重要なことです。

それに加えて、私たちが個人レベルでできること、やるべきこともあるように感じています。

▶ 勇気をもって職場で介護の話をすること
▶ noteなどの場で介護に関する情報発信をすること
といった私たちの行動が、「仕事と介護を両立しやすい社会」の実現につながっていくのではないでしょうか。

個人個人の力は微々たるものです。
でも、そういう個人の動きが増えていけばやがては大きな力となり、世の中を変えていくパワーを持つようになるかもしれません。

私はこれからもnoteを通して自分の介護の経験を伝えていきます。
自分の発信が、きっとだれかの役に立つと信じ、きっと世の中を変えていく力になっていくと信じたいと思います。



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