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子育ては「覚悟」あるのみ!?母の妄想は止まらない。

子育て、人それぞれのカタチがあるけど、
つくづく面白いなぁ、と思うのが
私の母の子育てである。

私は母が大好きで
もちろん今も仲良しなのだけど、
(トップ画面は、母と妹との写真)
思春期は互いに命を削って戦いました。
この反抗期の話はかなりエグイので、
詳細はまた今度書くことにして、
とにかく今思い出しても、
家中をボロボロにするくらい暴れた私を
母はよく捨てなかったなぁ、と
感嘆してしまう。
なんで私を諦めなかったんだろう。
(ちなみに父は超仕事人間だったので
母は3人の子ども完全ワンオペ育児ね。
私の反抗期も父にはひた隠す母。ど根性)

母はとーっても心配性で
とーーーっても愛情深い人。
それが相まって初めての子どもである私は
とーーーーーーっても大事に育てられた。
ーーーーーが長い。笑

母は私が中学生になった頃、
なぜか「のりちゃんは不良になりそう」
という妄想に囚われる。
心配性が心配症にシフトアップされた模様。
これは当時流行っていた「積み木くずし」
というドラマに起因したのだろうな、と
私は推測しているんだけど。

自由になりたい思春期と、
自由にしたら不良になると信じる母。
そりゃあ、バトルも激しくなるよね。

結果として、その泥沼化した地獄の反抗期は
1~2年程度で収束するわけなんだけど、
その後、私にもたらされたのは
「こんなにひどい私を捨てなかった母の愛情」
というドでかい信頼で、それが今も私の
大きな自信となっている。

大人になってから母の子育てについて
話を聴いて驚いた。
母は私がどんな状況になっても
絶対に自分の子どもとして諦めない!と
強い覚悟を持っていたそう。

「もし悪いことをして警察に捕まっても
迎えに行って土下座して謝る!」
(いやいや夜中に遊び回ったことも
万引きしたこともないでしょうよ!)

「もし暴走族のバイクの後ろに乗って
家に帰ってきたら、暴走族の子に
ご飯をご馳走する!!」
(だーかーら!暴走族の友達なんて
いないんだってば!ご馳走するんだ。笑)

「もしヤンキーの彼氏の子どもを
若くして生むことになったら、
私の子どもとして育てる!」
(この人の妄想は止まらないよ。笑
ヤンキーも彼氏もいないのに)

とにかくさ、「覚悟」てのが凄いわけ!
「こんな風に育てたら、こんな子になる」
という期待も未来予想図も一切無い。
あるのはただ、
「どんな子でも、私の子!!」
という強い覚悟と愛情だけ。

今は情報もたくさんあって、
素敵な子育て情報も山のようにある。
素晴らしい時代だと思う。
だけど、情報の無い時代に、
心身共にどろんこになって子育てした
母の「覚悟」は、何よりも強い
無条件の愛だなぁ、と
つくづく思うのです。

「こんな子に育てよう」と
色々頑張るのもいいけど、
子どもって、親が思う
「こんな子」にはなかなか育たない。
それが当たり前。
それで「なんでうちの子は・・・」とか
「私の育て方が・・・」とか悩むくらいなら
「こんな子に育てよう」をバーーンと手放して
ただ「覚悟」を持つ!っていうのも
シンプルでいいかもしれないよ。
母の子どもたち、つまり私や弟、妹は、
それぞれになかなか幸せに育ったからね。

いやぁ・・・本当に本当に母には感謝しかないわ。
あっ、父にもね。
(付け足しだけど、父も大好きです)

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