交通事故の患者さんも、施術があるから私たちでも安心させられる。

こんにちは。
20代女性柔道整復師のしばすちゃんです。

【交通事故で通ってるから半年くらいここきてるんですよ〜】

正社員時代、大手の接骨院グループにいた私は
交通事故で通っている患者さんの施術に入ることが多かったのです。

こんなに今の人って事故するの?って思うくらい
きていた時もありました。
(私の所属していた院が交通事故に特化していると打ち出していたからだと思うけど…)

交通事故ってワードを聞くと
何も知らない人からすれば

「なぜ接骨院に行くの?」

と思いますよね。

事故に遭ったら、病院や警察、そんなイメージですが、
接骨院も交通事故の患者さんを守れるのです。
最近は、交通事故対応できます!
と打ち出すところも増えてきた気がします。

交通事故の請求はコツがあるらしい。
そこも含めて、みてみましょう!




交通事故における接骨院の役割

☆本来は交通事故直後に通うべきところではない


まず、念頭に置かないといけないのは、
接骨院は交通事故による怪我の治療を行える場所ではなく
交通事故直後に通うべきところではない。

「事故に遭ったら当院で!」
「交通事故専門」
など、交通事故の施術をアピールする接骨院が最近増えた気がする。
それを打ち出すのはいいし、強みとして見せてもいいと思うが
交通事故の施術をしてくれるところ、という少しずれた認識になりそう。

接骨院で行う施術の目的は

交通事故によって生じた痛みの根本的な原因の解消

であるとのこと。

整形外科などの病院を受診した患者さんに対して
むち打ちによる痛みや痺れの根本的な改善に向けた施術を提供すること。
※ただし、交通事故で怪我した人が接骨院で交通事故の施術を受けるには
通院先の医師に接骨院に通う許可を得なければならない

条件はあるけれど
伝え方によって、捉え方も変わってくるので
打ち出し方は考えなければいけないと思う。

接骨院で交通事故の施術が「儲かる」と言われる理由


私の印象は、交通事故の患者さんは
来院回数が増える印象。
毎日来院している患者さんもいた。

でも窓口負担はない。

どう結びついていくのか
当時は全くわからなかった。


交通事故と接骨院

☆自賠責保険の範囲内で施術費を請求できる

交通事故の施術にかかる施術費は、自賠責保険の範囲内で請求が可能。

簡単にいうと肩こりや腰痛などの自費診療の施術費相場は
一回5000円〜7000円程度。
一方、自賠責保険範囲内での施術であれば上限120万円の範囲内で請求できるため
売上アップにつながるそう。
※ただし、上限120万円には、治療費だけでなく通院交通費や、休業損害などに対する費用も含まれています。
接骨院の施術だけで上限120万円というわけではありません。

自賠責保険で施術費を請求するには、接骨院側から任意保険会社への書類の提出が必要。
任意保険会社と自賠責保険会社の間での手続きが完了次第、
施術費は自賠責会社から接骨院に支払われる。

ここで気をつけなくてはいけないのは
施術が終わって窓口を受け取らないようにすること。

窓口を受け取らないのは知っていたけど
こんな裏側があると思うと、知らないと一生知らないだろうなと思う。

患者さんの定期的な来院が見込めるため

交通事故による怪我は基本的に改善するまで時間がかかる。

ムチウチなどは特に、時間が経ってから出てくる可能性もある。

そのため定期的な来店が見込めるため、接骨院側としては売上を伸ばしやすくなる。

ってなると長期的に患者さんを施術するにあたって
患者さんとの信頼関係は必ず必要になる。
そこを築くのは施術者の努力。

交通事故の施術費を請求する際のポイント

1、患者さんに通院先からの「接骨院に通う許可」を受けてもらう

医師からの許可なく接骨院の交通事故の施術を受けると
患者さんが支払う施術費は交通事故による保険適用外になる可能性が高くなる、とのこと。

レントゲンの撮影・慰謝料の請求・被害届提出に関する診断書の提出ができない。

スムーズな手続きをするために
・整形外科や病院を受診の仕方
・接骨院に通う許可を得ているか

の2点をしっかり確認すること。

柔道整復師の世界は医師の言うことは絶対!
的なところがあるから、ここは確認や促しも大切。

2、患者さんが弁護士を立てているかを確認する

通院先の医師から接骨院の通院許可を受けていたとしても
保険会社の調査や査定内容によっては施術の支払いが打ち切られることもある。
患者さんが正当な施術を受けるためには
専門知識のある弁護士のサポートが必要。

ここもマストで確認しておくべき。

3、患者さんの通院ペースは「月1回以上」を目安にする

まずは患者さんの身体をいち早く良くするために来院頻度を上げること。

患者さんの中には
仕事が忙しくて、接骨院の場所が遠くて、
または、身体の症状が良くなった、
などで来院頻度が空いてしまう方も多い。

交通事故の施術で間が空くと、まだ症状があっても、怪我が改善したとして施術費を打ち切られるリスクもある。

ここが厳しい世界。
けど、患者さんのためにも、接骨院のためにも
しっかり対応しなければならない。

今回の参考コラムはこちら↓
https://zenkoku-iryo.com/column/knowledge/osteopathic-trafficaccident/


いかがでしょうか?

コラムを読んで、noteにまとめて見ましたが、
一番感じたこと。

それは
一番優先で考えるところがぶれてはいけない。
と言うこと。

接骨院目線で考えすぎると
【儲かる】【〇〇費】など、そこに目が眩んでしまいそうで、
正直、私は正社員時代、その上の先生方の姿を見ていた時があったからこそ
これはみなさんに伝えておきたいのです。

一番は事故に遭ってしまった患者さんの体をしっかり診て
施術を提供すること。

交通事故が強みなのは素晴らしいと思います。

ですが、まずは今、来てくれている患者さんへ
最高の施術をして、信頼感を得てから
交通事故の施術を打ち出して行ってもいいのでは、と思います。

とはいえ、不安な面が多かったり
まだわからない面があると思います。

全国統語医療協会では
開業サポートはもちろん、業務内容や相談を受け付けています。
ぜひ、一歩踏み出して頼ってみてはいかがでしょうか?

では、また書きます👋🏻


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