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ライフデザインラボについて紹介します

こんにちは!船本由佳です。
私は横浜にあるコミュニティスペース「ライフデザインラボ」の所長です。このnoteでは「つながりづくりの実験室」を名乗るライフデザインラボがどんな場所なのか、どう運営しているのかを書いていきます。
悩みや楽しみがいっぱいあります。
私たちは、やりながら考え、経験から学んで実践しています。

この文章をぜひ、コミュニティの運営や住民主導のまちづくり、個人の地域活動への参画、スペースの活用、子育てを含む人生を地域に開いていくことに関心を持つ方に役立ててもらえたら嬉しいです。


ライフデザインラボの概要(テント・ミシン・ガラス張り)

まずはライフデザインラボ(ラボと略します)がどこにあるのか、どんな場所なのかを説明します。
ラボは横浜市中区日本大通にあります。
ペリーが来航し1859年に日本が開国した際、横浜が開いた港の近くです。

杉の板張りで温かみのある空間に、8台のテーブルと30台の椅子、ホワイトボードやプロジェクターなどがあります。
ワークショップや話し合い、各種イベントを開催することができるスペースです。

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中でもシンボルはテントです
テントの中には子どものおもちゃがあります。
子どもを遊ばせながら、大人が打ち合わせや話し合いに参加することができます。テントの中では授乳やおむつ替え、着替えをすることも可能です。

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ミシンがあることも特徴です
「まちのミシンを持つ」プロジェクトが、ライフデザインラボの原点になっています。
ミシンを中心とした場づくりには力があります。
ものづくりだけでなくつながりづくりができるからです。
ものづくりというテーマをもとに、様々な世代、状況の人たちが集うことができます。

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ガラス張りであることも特徴です。外からよく見えます。
改修しオープンする際、曇りガラスに張り替える選択肢もありましたが、外から活動が見えた方が、メッセージの発信になると考え透明性を重視しました。
一般的な小さな子どものいる親子の活動場所は、プライバシーの観点からも中が見えないようになっているケースが多いのです。しかしそれではまちに子どもたちやその親がいることが見えにくくなっていると感じていました。子育て環境の人たちの存在や活動を伝えるためにガラス張りであることを選択しました。

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神奈川県住宅供給公社の1階にあります

ライフデザインラボは、神奈川県住宅供給公社本社ビル1階の一角にあります。
2018年に本社ビル一階リノベーション時にオープンしたKosha33(コウシャサンジューサン)は、「つながりのあるまちづくり」を発信する多機能拠点です。スタジオやホール、展示スペース、そしてこのライフデザインラボで構成されています。
神奈川県内1万3000戸ある県公社団地での暮らしを始め、団地を核としたエリアマネジメントや暮らし方の提案、社会実験、地域貢献やSDGs活動の成果を情報発信する場所として機能しています。
その一角にあるライフデザインラボは市民により運営を任されています

参加者が主体となった運営

ライフデザインラボは、参加者自身が他の参加者と関わりながら運営しています。
自発的な活動の中で次のような活動が1年目には生まれました。

ものづくりとマルシェの活動
  くらしのマルシェ(5月7月11月)
・夏休みの子どもの居場所イベント
  親子ヨガ・バイオリンを楽しもう・おもちゃの広場・自由研究など
・様々なワークショップ
  アイディアソン、SDGs2030、 避難所運営ゲーム
子育て中の母親が特技を活かした場づくり
  アロマとおしゃべりの会・初めての書道・レッツゴーイングリッシュ
参加者ニーズから生まれた企画
  整理収納・バレエストレッチ・おとなの金融教育
・ラボ発の作品が誕生
  マイストーリーバッグ(ラボバッグ)、コロロ、編みあみタペストリー
・学び合い・語り合いの場
  生き方働き方交流会・みなとくらすルーム・寄付月間
・市民団体同志の共同プロジェクト
  みんなで話そう横浜での子育て・ローカルメディアミーティング
・子どもたちや学生、市民による試行的な活動
  レンタルベビーカー、交流を促すベンチ、子ども発案のコンサート

◎ 2019年1月 来場者述べ4000人突破

2018年の4月に活動を開始し、のべ来場者数は約1年で4000人、2年目の12月に10,000人を数えました。
その後、2年目、3年目と集まるメンバーや社会ニーズに応じて、軌道修正しながら活動しています
私たちがどのようにして活動を行っているのか、このnoteで今後紹介していきたいと思います。
次回は「ライフデザインラボはどうしてできたのか」です。
ぜひ今後も読んでくださいね


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