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振り返り:大型MA案件が発生した2023年の葬儀業界

2023年が終わり、2024年1月が始まりました。

葬儀業界は冬の時期が繁忙期と言われており、例年死亡者数が増加傾向となります。
そのため、かつての私もそうでしたが、葬儀社や葬儀関連会社のスタッフは特に忙しく冬の時期を駆け抜けていく印象です。

そのような葬儀業界は大手葬儀社・大手互助会を中心に「M&A」が積極的に行われる時代となり、中小企業の葬儀社が淘汰されていくと言われる時代になっています。

2023年注目のM&A案件:ティアが「八光殿(大阪)」と「東海典礼(愛知)」を子会社化

2023年の注目のM&A案件で特に大きな案件となったものは、葬儀会館ティアによる「大阪府八尾市の八光殿」と「愛知県豊川市の東海典礼」の子会社化を行ったことです。

このM&Aに必要な費用として「72億円」をティアは銀行借入を行い、M&Aを成功させました。
このM&Aにより「地盤の愛知県」と「進出を行っている大阪府」のシェア率を高め、葬儀件数の増加が期待できます。

特に東海典礼は愛知県内でティアが進出をしていなかったエリアを一気に営業網を広げることができたため、地元である愛知県の葬儀会館運営をより強固にするものになりました。

【葬儀会館ティア:八光殿・東海典礼M&Aのお知らせへのリンク】

全国初の上場葬儀社「公益社(燦HD)」の東京都葛飾区:東京セレモニーのM&A

ティアの八光殿と東海典礼のM&A案件に比べると小規模なものとなりますが、2023年は東証プライム上場の葬儀社「燦ホールディングス」が東京都葛飾区の葬儀社:東京セレモニーをM&Aを行っています。

燦ホールディングスは「公益社」の名前で葬儀会館を展開しておりますが、別屋号「エンディングハウス」という家族葬会館も近年は展開を行っており、近年は同じ葛飾区の「山内典礼」の会館を買収しています。

東京セレモニーは約30年以上の歴史がある葬儀社であり、東京セレモニーの営業地盤を引き継いで燦ホールディングスは東京北東部の営業を行っていくものと思われます。

今後も葬儀業界では「M&A」による展開が積極的に行われると思われ、各葬儀社の戦略に注目です。

【燦ホールディングス:株式会社東京セレモニーM&Aのお知らせへのリンク】


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