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今こそ宗教者との繋がりの「意味」を考える時代

コロナ5類移行となり初のお盆の時期を迎えることになり、街中にはここ数年抑えられていたことが解き放たれたように多くの人が街に溢れています。

東京などから地方への帰省ラッシュが始まり、帰省時にご先祖のお墓参りを行う方は多いと思います。そのため、改めて親・祖父母・親族との関わりを感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし寺院などの宗教者と直接話を行ったり、交流がある方などは少なくなっているのではないでしょうか。

私も職業柄、多くの宗教者の方にご縁を頂き仲良くさせて頂いていますが、親や祖父母と縁のある宗教者の方にはまず会ったことがありません。

お墓参りはするが、宗教者の方にはまず縁のない方が増えているからこそ、今後寺院との繋がりを考える必要があります。


寺院と一般の方の繋がり「檀家制度」


檀家という言葉は聞いたことがある方は多いかもしれません。

キリスト教による信仰により国民の統率ができなくなることを懸念した江戸幕府により、現在の檀家制度が設定されたことがはじまりと言われています。

同時に寺院に役所のような戸籍管理の機能を持たせることで、所属する人の管理をさせることも目的としていました。

日本人は神様・仏様を敬う信仰をしっかり持った民族であり、各寺院が管理をすることで寺院と村民同士の結束力を高めていました。

現代では「昔からのやり方で檀家制度は維持できない」

人の移動が少なく、職業も限られていた時代であればこの方法で地域団結が保つことができました。

しかし、現代では多くの人が海外を含めた色々な地方へ移住し、職業も自由に選択ができるようになり、出身地の宗教者に会うこともほとんど無くなっている方が多くなりました。

寺院などの宗教者にとっては、所属していた檀家が都心や他の地方へ移住してしまうため、所属をしていた檀家との縁が無くなっていきます。

檀家が他の地方に移り住むことは生活の変化などにより仕方がないことも多いですが、寺院としては檀家が地方に移り住んでも「いかに縁を保つ」のかを考えなければ生き残れない時代となりました。

多くの人が訪れる観光寺ですら将来を心配する時代

多くの人が訪れる「観光寺」と呼ばれる寺院があり、神社も観光地となっている場所が数多くあります。

東京では、

  • 浅草寺

  • 築地本願寺

  • 増上寺

  • 護国寺

  • 池上本門寺

  • 東京大神宮

  • 神田明神

などの寺社仏閣が「観光地」としても多くの人が集まる施設です。

しかし、これらの自社仏閣でも「努力をしなければ50年後・100年後には存在しない」と危機感を感じている関係者もいらっしゃいます。

特に築地本願寺は、従来の檀家制度ではなく、現代の人のための開かれた寺院を目指し、法事・お墓・寺院内カフェなど新しい取り組みを始めており、コロナ禍では「オンライン法要」をいち早く発信していました。

新しい取り組みは多くの反発があり、特に宗教に関する業界はDXに関する抵抗が強いイメージがありますが、築地本願寺は「一般の方への発信を行わず何もしないことが衰退を招く」ことに危機感を覚えています。

浄土真宗本願寺派の総本山である築地本願寺が新しい取り組みを発信することで、宗教業界に良い影響が出ることが今後も期待されています。

寺院などの宗教者から「発信が必要な時代」

築地本願寺のような大きな寺院だからこそ発信ができるわけではありません。
地域の寺院・神社だからこそ、多くの自分たちの取り組みについて発信を行わなければ「生き残れない時代」となっています。黙って葬儀や法事の依頼を「待っているだけ」では厳しい時代となりました。

どのような職業もそうですが「危機感」や「成長する意欲」を見せなければ、組織は維持できません。

宗教業界は古い業界であり「現状維持を望む方は比較的多い」という感覚がありますが、生活スタイルやDXなどの新しい取り組みが進む現代では「現状維持を行うことが最も難しい選択」です。

成長を続けている宗教者の方は、他の寺院の反発の声を受け流し「危機感を持ち、発信を続けている宗教者の方ばかりです」

【組織は成長するか衰退するしかない】恐れずに進むことが結果として、組織を維持できる唯一の方法。

こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌