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砂時計が無性にほしくて

ネットを何とはなしにダラダラと見ていた時に、なぜか急に、砂時計が欲しくなった。というより、正確にはもう10年以上も前に欲しいと思っていたある特定の砂時計をふと思い出したのだった。

これ↓

Living World 太陽の光の砂時計

↑気になって早速ネットで調べてみると、やっぱり素敵。

「あぁいいなぁ・・・リビングで砂がサラサラと落ちるのを眺めたら、忙しい気持ちも落ち着きそう。」

いったん「砂時計のある暮らし」を想像してしまった時点で、もう購入へのステップは踏み出されており、すぐにAmazon.de(ドイツ)で砂時計を物色しはじめた。

(Living World さんの作品はどれも素敵なのだけれど、わざわざ航空便で日本から品物を取り寄せるのって、配送代が高くつくし、関税も面倒だし、全くエコじゃないのでハードルが高い。)

すると、あるわあるわ。枠がアンティーク調の豪奢なものから、ポップなカラーの砂色のもの、ライトアップ機能があるものまで。「砂時計の世界ってこんな事になっていたのね!」と驚きつつ、あれこれと探し続けて、結局は、Simple is the bestと思い、Nicola Springというホームウェアブランドが出している透明ガラス+白い砂/黒い砂の時計に決めた。

サイズの大きなものから60分、30分、15分、5分。 4つも買ってしまった。言わば「砂時計の大人買い」である…。

どれだけ時間を測りたいんだ、自分!…いや、時間を計りたいのではなく、時間を目で見たいというか、愛でたいというか。

そんなわけで、うちのテレビボードには4つの砂時計が並んでいる。私は存在感の強い装飾品は苦手だが、砂時計は透明なガラス素材のおかげでゴチャゴチャせず、視覚的に暑苦しくなくていい。

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もちろん、飾っているだけではなく、ちゃんと時計としても使っている。仕事を始める時に「1時間で原稿仕上げるぞ」という気持ちで、1時間の砂時計を使ったり、調理時間を計る時には5分、15分の砂時計を使ったり。

「ひっくり返す」というひと手間が、作業や気持ちの区切りを作ってくれている気がする。と同時に、砂が流れるのをずーーっとじーっと眺めていることは難しく、大抵気が付いた時には、砂が全部落ちてしまっている(笑)。

もしかしてアラーム付きの砂時計もあったりするのだろうか?いやいや、それなら砂時計なんて買う必要なくて、スマホのアプリでいい。

ひょっとして砂時計ってとても哲学的なツールかもしれない。




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