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飲食店で失敗しない職場の選び方について(採用編)【その4】妊娠出産時のサポート

妊娠出産時のサポート

妊娠出産したときにお店側がどれだけサポートしてくれるか。お店のサポートは産休育休前後の職場体制の用意と、国、健保に申請する事務手続きです。ここで大切なことはお店側にサポート経験の実績があるか、未経験であれば一緒に親身になってサポートしてくれそうかどうかです。

1 産休育休前後の職場体制の用意 

産前は検診や体調不良時のバックアップです。産休育休中は残る仲間たちによるシフトのバックアップ。産休育休後は戻って来やすい環境作りのほか、例えば保育園に預ける場合、お店で働けるのは17時くらいまでとなるので実労働時間が短くなります。時短制度の有無が大切です。ほか店長レベルなら新しい事務職、例えば新人教育マニュアル作成も兼ねるなどして産前の給与と同額に近い給与があるようにすることなどがあげられます。

2 国、健保に申請する事務手続き 

国や健保から様々な経済支援がありますので、それを申請する際のサポートです。

暖かく見守ってくれて、応援してくれるお店

実際には、上記のサポートが手間も金銭面でも負担が大きくなるという理由から嫌がるお店があることも考えられます。妊娠を理由にした解雇や不当な扱いは男女雇用機会均等法上違法です。そのようなあからさまな扱いはされないとしても、お店が一丸となって応援してくれる雰囲気を作る気がなければ、事実上居場所がなくなってしまいます。確かに他のスタッフよりも労働時間は短くなりますが、母となり育児をしながら仕事をする精神力は気高く、新人教育面やグループを円滑にまとめるにおいて大きな戦力になります。また妊婦さんや子連れのママのお客様への気配り力も高いです。そのお客様たちの口コミは、さらに多くのお客様を連れてくるというようにつながっていくのです。

妊娠出産を暖かく見守ってくれて、応援してくれるお店で働きたいものです。

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