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不妊治療を始めるまで つづき

彼が結婚の話を始めて、彼の両親に「33歳の女じゃ子供を産めないから結婚は認めない」と猛反対されて早2年が過ぎていました。

ようやく会う事になり、彼と一緒に彼の地元へ向かいました。

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のちの旦那:シロー丸のこの時のふがいなさったら、忘れられません。

シロー丸の父は、会うなり言い放ちました。

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そしてギフは、シロー丸がどれだけ凄い会社に入っているか、ひたすらシロー丸自慢を始めました。(10年も一緒に居て全部わかってるけどね)

私に対して質問は一切してきませんでした。

ところどころ、セクハラパワハラだよなと思う暴言も平気で言いました。

「あんた、その歳じゃもう先がないんだから」

「石女って知ってる?」

「どうしても結婚したいなら、今すぐそこに布団敷いて目の前で子供を作れ!」

年齢に関しては、あんた達が反対したから、更に歳とっちゃったんじゃないかよとかなり思いましたが、それにしても母子家庭の我が家を貧乏扱いしておいて、当の本人はとんでもなく下品です。

むしろ、ジェンダーバイアスって知ってます?知らないでしょうねぇ。ギフさんとは今、生きてる時代が違うようです、とでも言ってやりたかった。

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よくそんな奴にキレなかったねと、後々友人に言われましたが、なんとかシロー丸と結婚に向かって頑張ろうと話していたので、腹の中ではマグマが煮えたぎっていましたが、ひとまず笑顔で耐えました。

自分の旦那が、同じ女性にとんでもなく酷い事を言っているのに、シロー丸の母(ギボ)は、ひとっことも喋らず、何ひとつフォローも注意もしませんでした。

ずーーーっと、あんたなんて嫌だオーラを発しているようでした。

それよりも、イラッとしたのは、シロー丸です。

ギボは仕方ないにしても、あなたは私の味方のはずなのに、自分の親が自分の結婚したい人に向かって暴言吐いているのに、止めもせずに、ぼーーーとしている。

東京に戻った後に、なんで何も言わなかったんだと聞いたら、

「いやぁ、感動しててさ。」

とアホみたいな返答をしてきやがったのです。

「あれだけ、拒否し合ってた互いが今ひとつの場所にいるって思ったら感動しちゃってさ。」

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その言葉が相応しいのは、戦争し合ってた国が仲直りした時にでも言うべきで。もう後頭部、飛び蹴りしてやりたい気持ちで聞きました。

今でもこのアホ発言は忘れられません。


ひとまず、私にとっては本気で拷問でしかない時間を、思考を停止させて、笑顔を必死で貼りつけて、なんとか耐えきりました。

その甲斐あって、ギフが駅まで送りがてら車の中で言いました。

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そうしてやっと結婚へ・・・?

いや、まだまだ一筋縄じゃいかないのがこの人達。

数日後、ギフからシロー丸に電話がかかってきて、「あの時はああ言ったけど、まだ認めたわけではない」と言い放たれました。

結局、一言も何も言わずに黙りこくっていたギボが猛反対したのだと思います。

そんなこんなで、不妊治療どころか、私の結婚はまだまだ延びて行きました。


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