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マンション管理士試験の建築設備系でも試験委員対策をやったほうがいいのか

 私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いています。

 マンション管理士試験は、1点の価値が重いので、試験委員対策でヤマをはることをおすすめしてました。
 法律系だけでなく、建築設備系でもやったほうがいいのかというハナシです。

 結論からしたら、やったほうがいいですね。
 法律系の試験委員と異なり、建築設備系の試験委員は著作が少ないのですが、それでも、名前を検索するくらいは、ケータイをパチパチしてる暇があるときにでもやるといいですよ。
 令和5年はどうだったか。
 少なくとも、その程度のことをすると、3〜4問くらいはヤマが当たります。


①今村敬先生
 国土交通省の自己紹介ページに、「省エネ基準の強化や木造建築物の推進など、建築物の技術基準の制定・見直しを担当しています。」とあります。

【問 42】 マンションの省エネに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律(平成27年法律第53号)において住宅に適用される基準は、建築物エネルギー消費性能基準と住宅事業建築主基準の2つである。

→✕ 3つ。あと誘導基準。

担当分野の肢が正解肢ですなー。
さらに省エネ基準をネットで検索してみていたら取れたかもしれない。
ちなみに、この問題は落としてもしかたないが、他の3肢が過去問と常識なので、消去法で取るタイプの問題ではありました。





②下村哲也先生
区分所有者ではない外部専門家を管理者として選任する場合の留意点を整理した外部専門家活用ガイドラインを整備されたことが国土交通省のサイトでもわかります。

【問 28】 管理組合が、外部専門家を理事長に選任しようとする場合の手続きに関する次の記述のうち、標準管理規約及び外部専門家の活用ガイドライン(国土交通省平成29年6月公表)によれば、適切でないものはどれか。ただし、当該管理組合の管理規約には、標準管理規約に沿って外部専門家を役員として選任できる旨が規定されているものとする。
(以下、割愛)

実際は、答えの肢が、同ガイドラインの知識ではなく、標準管理規約の知識で取れるので、知らないガイドラインにひるまないでねばることが大切です。



③山口寛峰先生
「治安に影響を与える要因の統計分析について」という論考があり、街頭犯罪対策を書いてます。つまり、防犯がヤマですね。
おそらく以下の2問を担当されているかな。
防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針から2問も出るとはねー。警備業法の枠でも同指針の「構造」、建築設備系の方では「ルクス」を出題。

【問 24】 「共同住宅に係る防犯上の留意事項及び防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針について」(最終改正平成18年4月20日国住生第19号)によれば、新築住宅建設に係る設計指針に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
(以下、割愛)

【問 41】 マンションの防犯に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
(以下、割愛)




こんな感じで、ヤマが張れると、幅広い範囲を見通すよりも、しぼった範囲を深めに勉強して備えられるので正解もしやすくなりますね。


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