【エッセイ♯25】願いを叶えてくれるのは誰?
今年も1年
たいへんお世話になりました。
2023年は、noteで生まれた
一つひとつの出会いに
心から感謝する日々でした。
2024年は
私にとって
そして、これを読んでくれている
あなたにとって
どんな年になるだろう。
いや、どんな年に「したい」だろう。
そんなことを考えながら書きました。
途中から有料ですが
よければ、お読みください。
ーーー
先日、久しぶりに映画館で映画を観た。
ディズニーの新作「ウィッシュ(WISH)」。
ディズニー100周年記念の作品とあって
観る前の期待値は高かった。
さらに、うたい文句には、こんな文章もあった。
ヘラクレスの「ハデス」も
リトルマーメイドの「アースラ」も
眠れる森の美女の「マレフィセント」も
私の中では相当に恐ろしい存在なのだが
かれらを抑えて「至上最も恐ろしい」と評される
ヴィラン(悪役)が出てくるとのこと。
これは、さらに期待が高まる。
そんな期待値MAXの状態で観に行ったのだが
結論から言うと
私の期待値を悠々と越えていく
本当に素敵な作品だった。
「味方だと思っていたアイツが実は敵だった」
みたいなトリッキーな展開ではなく
王道的 かつ分かりやすいストーリーで
勝負してくれたのが
潔くて、好きだ。
小難しいことを考えず
この作品のメインテーマである
「願い」について
じっくりと向き合うことができたのが
満足感につながったように感じる。
…と、私の映画寸評など書いても
どこにも需要はないので
今回は
「ウィッシュ」のタイトルそのものであり
作中のメインテーマとなっている
「願い」について
映画を観て感じたことを書いてみる。
もし、あなたが
「夢」や「目標」のようなものを
持っているのなら
今回の文章は
部分的かもしれないが
共感いただける内容かもしれない。
おそらく、今年最後のエッセイ。
どうぞよろしくお願いする。
まず、この映画のあらすじを知っていただいた方が
伝わりやすいと思うので、ご紹介する。
(以下、おおいにネタバレを含みます)
この続き、つまりクライマックスも紹介する。
ここからは、私の作文。
というのが、この作品のザックリとした要約だ。
で、この作品が伝える
メッセージは何であるのか
考えてみた。
言うまでもないかもしれないが
「願いは
"他の誰か"ではなく
"自分や仲間の協力"によって
叶えるもの」
これが
作品のメッセージではないだろうか。
誰かが叶えてくれることを
待つのではなく
自らその願いを持ち続け
諦めず行動し
仲間と協力することで
はじめて
その願いは叶えられていく。
誰かに完全に委ねてしまってはいけない。
どれだけ小さな明かりであろうと
自分の心の中にあるランタンに
「願い」という名の火を灯し続けることが
それを叶えるために必要なのだと感じた。
そして、その火を灯し続けることは
とても孤独で
時には投げ出してしまいそうに
なるかもしれない。
だからこそ、仲間の力が必要になる。
支え合うことで
願いの実現に、近づけるのではないか。
委ねきってはいけない
あくまでも自らが主体でありつつ
仲間と協力して
願いを叶えること。
その難しさと尊さを教えてくれる
作品だったように感じる。
ひるがえって
あなたはどうだろう。
と問うてみる。
あなたの願いは何だろう。
その願いを、あなたは
心に灯し続けられているだろうか。
誰かに委ねてしまっていないだろうか。
「仕事が忙しいから、今は無理」
「この案件が落ち着けば、取り掛かりたいと思っている」
そうやって、自分の願いと向き合うことを
先延ばしにしていないだろうか。
そして、先延ばしにしている理由を
自分以外のところ
つまり
仕事や家庭などに見出しては
いないだろうか。
偉そうな問いかけをしたのには、理由があって
それは、過去の私への戒めとしたかったからだ。
脱サラを決意する前の私は
「こうありたい」という願いに
フタをして
なるべく見ないようにしていた。
だけれど、時々その願いが
フタから顔を出す時があった。
その時に
「今の職場は忙しいから、願いを叶えるのなんて無理だ」
とか
「今の家庭状況が落ち着くまで、考える余裕なんてない」
とか
そんなことを考え
願いを叶えようとしない理由を
自分以外のところに見出そうと必死だった。
その時の自分が「ウィッシュ」を観たら
痛いところを突かれすぎて
最後まで観ていられなかったかもしれない。
願いが
他の誰かの手によって
叶えられることを
待っていてはいけない。
まず、あなた自身が
願いと向き合って
行動し始めなければならない。
そういう強烈なメッセージ。
観る人によっては
相当に心に訴えかけてくる
作品だったように感じる。
100周年のディズニー、恐るべし。
しかし、そんな過去の私のような
願いから目を背けている人間を
ディズニーは切り捨てない。
この物語には
100歳のおじいちゃんも登場する。
その おじいちゃんの願いは
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