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祝!新一年生~新入社員だった自分を思い出すと解決できること~

今回のインテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「祝!新一年生~新入社員だった自分を思い出すと解決できること~」です。
この春から新一年生の子どもがいるけど、不安しかない…うちの子大丈夫?という保護者の方、たくさんいらっしゃると思います。
そんな方に少しだけ、心がけて欲しいこと。自分が「できなかった時」のことを思い出してみると、少しだけ心が軽くなります。

もうすぐ入学式

4月が近づいてくると、子供たちが小学生になった時のことを思い出します。今年も、来月には可愛い新一年生の入学式があります。ランドセルが歩いているかのような状態で、頑張って登校していく姿はたまらなく可愛いものです。登校班の旗当番も頑張らなければ!

初めてづくしの一年生

子供たちにとっては、初めての学校や先生・初めましてのお友達・勉強・給食当番・宿題・登校班など、とにかく全てが初めてづくし。重たいランドセルを背負っての登下校だけでも、疲れてしまうかもしれません。この最初の時期、忘れ物や宿題のチェックなど親としてもフォローが必要ですね。一緒に時間割の準備をしたことが、今ではとても懐かしいです。
親としては、新しい環境を楽しんでくれたら良いなぁと思いますよね。ニコニコ元気に帰ってきても、最初のうちはやはり緊張の時間を過ごして帰ってきていると思うので、家ではしっかりリラックスさせてあげたいものです。

一年生になれない!?

10年以上前になりますが、あるやり取りを聞いて、考えさせられたことがあります。
来年一年生になるのであろう男の子に、お母さんが話しています。

「これが出来なかったら一年生になれないよ!」
「一年生になるんだから自分でやりなさい!」
「みんなが一年生になっても、あなただけ一人で幼稚園に行くの?」

お母さんの気持ちもわかる

詳しい経緯は分かりませんでしたが、とにかくお説教の真っ最中という感じでした。子供が困らないようにという、お母さんの心配な気持ちもよく分かりました。でもそれと同時に、「一年生になったら、いきなり全部何でも一人で出来るようにならなきゃいけないってことなの?出来なかったら一年生になれないとか言われちゃうのか。一年生になるのも大変だ!」とも思いました。

新一年生って新入社員と一緒

その後、自分にも子供が生まれて、親・子の片づけインストラクターや整理収納教育士の講座を受けたこともあり、これだ!と悟ったことがありました。

“新一年生って、新入社員と一緒だと思えば良い” ということ。

自らも子供時代を経験してきた親としては、宿題も時間割の準備も当然のことだと分かっています。しかし、初めて小学校に通い始めた子供たちにとっては、まだ当然のことにはなっていないのですよね。いつやったら良いのか、どうやってやったら良いのか、“先輩”として教えてあげるのも大切な親の仕事だと思いました。

自分が新入社員だった時のことを思い出してみて

新入社員として初めて出社した日、もしくはアルバイトやパートの初日のことなど、少し思い出してみましょう!社員通用口の入り方から出社して一番にやること、電話の取り方や、関係先の名前、マニュアルなど、一通り仕事を覚えるまで、ゼロから教えてもらった記憶はないですか?メモを取って、当分はそれを見返しながら覚えていく経験、もしくは、新入社員に対してそう教育したこと、ないでしょうか。

帰ってきたらやることリスト

新一年生はまさにその新入社員状態なのです。出社したらまずやることを教えるのと一緒で、帰ってきたら先にこれをやると良いよ、と教えてあげましょう!我が家では、子供たちがもう必要ないと言うまで、「帰ってきたらやることリスト」を壁に貼っていました。(講座の先生のアドバイスを参考にしました。)一年生の最初の頃、子供たちはそれを見ながら宿題や時間割の準備、汚れ物を洗面所に持って行ったりしていました。

「帰ってきたらやることリスト」
チェックチェック!

丁寧で感じの良い先輩の行動を参考に

経験上、新入社員時代に優しい先輩なんていなかった!きっちり教えてなんてもらえなかった!という場合もあるかもしれません。まぁそれはそれで自力で何とかしようと必死になれたりもするのですが…
でもやっぱり、丁寧で感じの良い先輩に教えてもらえた時の方が、私は嬉しかったですね。だからこそ、自分が逆の立場に立つときには、分かりやすく伝えよう、メモを取ったり質問が出来るタイミングを取ってあげたいなぁと、考えたものです。

肯定的な声かけ

つい数日前まで幼稚園児・保育園児だった子供たち。入学前から少しずつ、生活リズムを整えていくことは大切ですが、あまりプレッシャーを与えすぎず、接してあげたいですね。
「これが出来なかったら一年生になれないよ!」ではなく、「これが出来るようになったら、来年はきっとカッコいい一年生だね!」と言ってあげたい。

「子供を一個人として尊重する」こと

通学路を歩く練習をしている親子を見かけました。ハザードマップの説明もしてあげているようでした。素晴らしいことですね。
初めてづくしの小学一年生。親としてはもちろん、“先輩”としてアドバイスすることがあっても良いと思います。それが「子供を一個人として尊重する」ということに繋がっていけば良いなぁと思っています。

“子供に言ってはいけない10の言葉”というようなフレーズ、育児書やコラムなどでよく見かけます。その記事を読んだ後、「あー!さっき言ってしまった!!」と後悔・反省することもある、そんなまだまだな子育ての日々です。子供と共に成長を続ける母でいたい!と、母歴10年を過ぎた今日も思っています。

教えてくれたのは…

インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー / 林さん

林 啓子(はやし けいこ
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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