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二の字考

 二の字について考えている。
 二の字とは、文字数を揃えた(基本的には同じ文字数)二行詩であり、

 雪の朝二の字二の字の下駄のあと

という名句から、この形式を勝手に「二の字」と名付けたものである。


 最近、この形式についてあれこれ考えることが多い。当初この形式を考えたときには気づかなかった面白さを感じている。いずれはそれを記事にまとめたいと考えているが、少し先のことになりそうだ。

 二の字はぼくにとって短詩への回帰でもある。数年前までぼくは川柳や自由律俳句、特に七七句を書いていた。それとは違ったかたちで短詩へアプローチできればいいと考えている。なにか新しいことを始めるというのはいつだって春のような心持ちになるものだ。

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