パラサイトブログ#30

私は他人様のブログをベースに、自分の見解やコメントを記していくと述べました。その30回目になります。

【稼げていない人には実は「○○」がない】
 https://www.fra-sco.co.jp/post-3171/

 スモールビジネスを軌道に乗せようと思ったら、まずは「商品作り」から。 これは、コミュニティを持つ以前の話。

10年以上前になるでしょうか、
私が本業としてかかわってきた不動産や相続の問題について、
有料でサービスを提供できるのではないかと考え始めました。

その手始めに、まずは無料での友人たちへの相談を開始。
残念ながら当初は、相続が発生してから相談を受けることがほとんどで、
1件のみ、生前の(それでも意識不明の状態になってからの)相談がありました。

これでもそれなりの手応えがあったのは事実です。
それよりも新たな発見の方が新鮮でした。
それは「私の助言が相続発生後の道しるべになるか?」という話以前に、
人の多くは「人間が亡くなった後に発生する諸々の手続きやイベントをよく知らない」ということでした。

この時相談を受けたのは、自分とほぼ同世代でもあったため、
経験したことのある身内の死というものが、祖父母より上の世代です。
こうなると、喪主は親の世代が引き受けていたでしょうし、
親が長男長女でもなければ、中心となって動くことはなかったはずです。

故人を偲ぶ間もなく急かされるお葬式の見積もりや、お寺やご住職への有料相談など、初めて尽くしのイベントにエネルギーを削られながら、
同時に仕事や家事をこなすわけです。
この大変さを、そばで見ながらオンタイムで学ぶのか、
事前に把握しておいて心の準備をしておくのかでは、随分と疲弊具合が違います。

四十九日なんてあっという間ですが、納税や納骨・遺産管理の段階で
初めて相続設計の問題に直面し、将来にわたり長く尾を引くであろう事象を
一時の感情で決めてしまいかねません。
日常生活も動きを止めませんから、実に目まぐるしい一年間となるのです。

少なくとも、自分の周りにいる、私が知っている人間に関しては、
このような気苦労を少しでも軽くしてあげられればいいな、と強く思いました。

恐らくは、このように自分が強くそうしたいと思った感情に対し、
深く掘り起こしていけば、自分が何をしたいのか、何を提供できるのかが形作られるのでしょう。ここから先に進むには、自身と対面しながら考え尽くす時間が必要だと思います。

どちらかと言えば「いまなぜそれをしないのか?」、
これを整理する必要があるのです。

ここまで考えたうえで、
私は自分の扱う「商品」をいまだ持っていません。
いまではこう明言できるようになりました。

※やはり書き起こすことは、考えを整理する糸口になりますね。
 できれば手書きでやるべきとも思います。
 そしてここでも同じく「ではなぜそれをしないのか?」と自問自答を
 繰り返すのでした。

それでは皆様、今回も最後まで目を通して頂きありがとうございました。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

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