「成果物のクオリティは結局決裁する人で決まってしまうのかもしれない」問題

おいしい野菜を実際に作ってくれているのは間違いなく現場のメンバーなのだけれど、どんなにいいものを作ってくれても僕がダメといってしまうとダメになってしまうし、ダメと言わないといけないケースでOKを出してしまうかもしれない。そんな緊張感は常にある。

以前、同じ高校の大先輩という繋がりでお会いした美々卯の薩摩社長が、結局お店の味は自分の舌で決まるから、とお話されていたのを思い出す。

これってWebやチラシのデザインを依頼するときも全く同じで、たぶん明確な評価基準の無い仕事だと、どんな分野でも起きることなんだと思う。

仕事をお願いしたデザイナーさんがどんなにいいものを作ってくれたとしてもダメと言ってしまうかもしれないし、ダメな仕事をされても通してしまうかもしれない。そもそも誰に任せるか決める時点でセンスが問われる。

単純なデザインの良し悪しだけじゃなくて、どういう方向性に行きたいのかをはっきり意識して、それに合わせていかないといけない。

実はうちで作っている野菜のブランドfar and merの名前、ロゴを決めるときもかなり苦労した。

最初ある方にお願いしたのだけど、出していただいたアイデアはどうしても「今一般に野菜のブランディングのために行われていることの延長線上」にあるものに思えて納得できなかった。やりたいのは「今までになかった、新しい、味に着目した野菜の市場を開拓する」ことだから。なので途中で一旦それまでの費用をお支払した上で、改めて別の方にお願いして今の形になった。

これはもちろん、良し悪しじゃなくて方向性の問題だから、最終的には僕が決めるしかない(そもそも方向性とデザインがあってるかどうかも確証なんてない)。

色々悩むのだけれど、結局はいろんな分野についてセンスを磨き続けて、かつ任せるとなったらしっかりと誰かに任せて、最後まで信じきるしかないんだろう。

トップの写真は現在出荷中のエダマメとチャマメです。写真をどうするかも悩ましい問題。

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古荘貴司

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