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愛犬の認知症

我が家ではジョンという黒いマメシバを飼っていて4月末で16歳になる。一年ぐらい前から認知症となり、老犬介護が我が家の中心にある。日本犬、特に柴犬というのは認知症になり易い犬種らしい。奥さんと交代でリビングでジョンと同じ布団で寝ている。夜泣きがある。その度に起きる。オムツを付けているので代えたり、自分のタイミングでエサや水を摂取できないのでそれも忘れちゃいけない。日中は自分の仕事部屋にジョンの簡易ベッドを置いて、スースーと寝ているのを横目にしている。だいたいそんな感じだ。夫婦共々、寝不足になり昼間のパフォーマンスは落ちている。しかしながら、同時にジョンはまた別ステージの愛くるしさに突入しているとも感じる。人もそうだが年を重ねると、犬もだんだん子犬に戻っていくような感じがあって、警戒心のあるトゲトゲしさがなくなり丸くなる。鈍感力。それがそうさせるのか、犬としての愛らしい側面が前に出て来る。受け取る愛しさにも種類があるということだ。知らなかった。かつては抱っこされるのが嫌だったが今は抱っこしてほしくてたまらないと言った感じになっている。そんなジョンに出会えるとは。

フルタジュン

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