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あなたの日本語大丈夫?勘違いし易い言葉を再チェック!

こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。

長年マナー講師をしていますと、様々な年齢や背景の受講生とお会いします。そこで感じることですが、年齢や職歴を問わず、日本語を正しく使えていない方が意外と多いということです。

言葉の使い方には必ずルールがあります。
ルールや意味を正しく理解して使わないと、正しく話が伝わらなかったり、相手に不快な思いをさせてしまったりします。

正しいと思って使っていたのに、人から間違いを指摘されると恥ずかしいものですよね。
社会人もベテランになるとなお一層そう感じるのではないでしょうか。

普段から正しい言葉の意味や使い方をチェックしておくのはいかがでしょうか。

■現在のことを過去形で言うのは「正解」or「不正解」?

「こちらでよろしかったでしょうか?」

よく耳にしますね。
丁寧な印象を与えるように感じますが、間違った使い方です。

正しくは「こちらでよろしいでしょうか?」です。

現在の状況を話すときに過去形は使いません。

■真逆の意味になってしまう言葉に注意!

「役不足」
この言葉を正しく使えている社会人の少ないこと。
勘違いしている方があまりに多いので使えない、という声も聞くほどです。
正しくは、その人の力量や才能に対して役割が軽すぎることを意味しますが、役割が重すぎるという意味で使っている方が多いようです。
あなたはいかがですか?

誤)「私では役不足なのでお断りします」
正)「私では力不足なのでお断りします」

「気が置けない」
気を使ったり遠慮したりしなくてもよいという意味ですが、これもまた反対の意味で使っておられる方がとても多い言葉です。

誤)「彼は気が置けなくて、一緒にいるととても疲れる」
正)「彼は気が置けなくて、とてもつき合いやすい友人です」

■続く言葉はネガティブ?それともポジティブ?

「すごく」
間違った使い方がすっかり定着していますが、本来「すごく」は悪い印象のものを形容するときに使う言葉です。
例えば「すごく汚い」「すごく臭い」といった使い方です。
感動や喜びを表現するときは「とても」を使います。

「ぜんぜん」
「ぜんぜん」の後には必ず「~ない」という否定の言葉が続きます。

「ぜんぜんいいので・・・」

よく耳にしますね。
あえてこのように話している、という方もいらっしゃるようですが、正しい使い方も覚えておいてくださいね。

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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事

文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社で9年間の実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、4社を経営。

企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。

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