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子どもたちに大切にしてほしい3つのこと


身体が良好な状態であること

気持ちが落ち着いていること

わくわくしていること

ふたばでは学習会やアウトリーチ、社会的体験などを通じて、生活困窮家庭の子どもたちの不安を少なくしようと活動をしています。将来の自立へ向けて、自分を信じて自分を大切にして生きていってほしい。

ふたばの学習会は勉強がメインではありません。初めて参加する子とは、まず仲良くなって、困りごとがあるかどうかを確かめます。学校や友達とのことで悩みはないか?食事や睡眠はちゃんととれているのか?家庭のことで心配なことはないか?時間をかけてゆっくりと、子どもたちが話してくれるのを待ちます。

イライラしている子が、目を見て話せなかった子が、無口だった子が少しづつ心を許してくれて、少しづつ悩みを吐き出してくれて、本当にゆっくりと変化していく。きちんと挨拶ができるようになったり、笑顔を見せてくれるようになったり。

ある父子家庭の男の子は「将来、大工になりたい」と言っていました。その子が知っている大人は、父親と学校の先生ぐらいです。お父さんが大工をしているので、それ以外の職業に就くことが想像できないのです。

母子家庭のある女の子は介護の資格が取れる学校に進学を希望していました。理由はやはり「お母さんが介護の仕事をしているから」。仕事の内容も、どれだけ大変かも理解していない様子です。

学習会に来る子どもたちの大半は「どうせ」「だって」が口癖です。小さいころから自分に自信が持てず、最初から選択肢を狭めてしまっているように見えます。そんな子どもたちに私たちは「大丈夫だよ」と声をかけ、「やってごらん」と背中を押してあげたいのです。できることは限られていますが、保護者や学校、行政の皆さんと相談しながら、少しでもその子がやってみたいと思うことを応援し続けます。

ホームページも公開中です https://www.futabaiwate.org



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