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【漫画】チ。-地球の運動について-

チ。を読んだ

-冒頭の書き出しより-
硬貨を捧げれば、パンを得られる。
税を捧げれば、権利を得られる。
労働を捧げれば、報酬を得られる。
なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れるー?

チ。
マンガ大賞2021 第2位
2022年6月30日に最終巻(第8章)が発売
2023年後期にはアニメ化される可能性アリ
異端思想の地動説をめぐり、様々な人々の物語が三章構成で進んでいく。そんな物語。

⚠️この記事は、沢山のネタバレを含みます。
ここから先は自己判断でお願いします。

物語の流れ

一章 第1集 ラファウ
二章 第2集〜第5集 10年後 オクジー
三章 第6章〜第8章 25年後 ドゥラカ
エピローグ 第8章 最後のコマ「?」

チとは。

地「zie mie」?(第1章 オクジー)
知、です。(第4章 バデーニ)
血、だ。(第4章 ノヴァク)

人の探究心

自分の知識も世界の常識も、動機も方法も。探究心は歯止めがきかなくなる。
だから疑え。ゆっくり疑って、人の役に立たない道なら止めるべきだ。(第8章 アルベルトの父)
知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。知りたいからやる。真理の探究について最も重要な事は信じる事。信じろ。自分の直感を。世界の絶美を。(中略)この世の美しさを追求したい。その為に何か犠牲になってもかまわない。(第8章 ラファウ)

疑う事と信じる事、これらの矛盾は両立する。それが人間だ。
秘匿(父)も排除(ラ)もこの世の全てを知る為には有効ではなかった。疑いながら進み、信じながら戻る。(第8章 アルベルト)

タウマゼインについて

古代の哲学者曰く、知的探究の原始にある驚異。この世の美しさに痺れる肉体のこと。そしてそれに近づきたいと願う精神のこと。つまり「?」と感じること。(第8章 ラファウ)

読んでみて

チの探究はやっぱり面白いよな〜
もっともっと人、星、欲、本、漫画、アニメ、チ、学、物、言、己、楽、森羅万象、世界を知って、万に通じたい
そんな、チの探究を、深淵を、生をワクワクさせるようなそんな話。
何もする事ないと日常を悲観する事なく、これからもチを蓄えていきたい!
以上。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
一話は作者の魚豊さんのTwitterにもあがってるので、気になる方は読んでみてください📖


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