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ソウルミュージックって結局何?歴史的概念第20段落目

さあ今日も暑い日だね。一瞬ブラックコーヒーとマカダミアナッツ買いに行ったきり外にまだ出てない。夜は出かけねばならないのでオーケー。しかしまあ今日は時間があったのでじっくり音楽聴いたりして過ごせたよありがとう全てのここに繋げてくれた事象に。なんの目的もなく音楽を聴く時間て良いよね。映画を見るかのごとく。

ほいそれでは今日はソウルミュージックについて。

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こうしたムーブメントの一部として「ソウル」という言葉が、おもにこの国のいろいろな地域に住むアメリカ黒人によって演奏される多様な音楽のスタイルをさすものとして使われるようになった。ソウルミュージックには、オーティスレディング、ウィルソンピケット、メンフィスのブッカーT&MGSのまさにゴスペル志向のサウンドがあり、シカゴ出身のインプレッションズのようにドゥーワップに影響を受けたシンガー達があり、さらにフィラデルフィアのオージェイズのように滑らかなヴォーカルサウンドを聴かせるグループがあった。人種差別撤廃に共感する白人シンガー達も公民権運動を支持、ボブディランのBlowin in the wind(1963)は、両親や先生からあらゆる人々は平等であると教わりながら、それならどうして黒人との共存が認められないのかということを考えて混乱する少女のことが歌われていた。

引用元~ロックミュージックの歴史 キャサリン・チャールストン著 佐藤実 訳 発行所 音楽之友社~
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ソウルミュージックってのもまた曖昧なくくりだなーと思っていたんだけど、まあ直訳したら「魂の音楽」ってなるわけだよね。公民権運動の時代背景もあり、メッセージ性のある黒人音楽という意味だったのかなざっくり言うと。魂を込めて歌えだとかってよく言うけれど、差別撤廃などの戦う相手がいてこそ心からこみ上げるメッセージを歌に乗せれたのかもしれないね。前回紹介したジェームスブラウンの曲、「Say it loud! I'm black and I'm proud」とかね、明らかなるポジティブなメッセージ性だね。そんでソウルミュージックというのはフォークにも繋がるところがあり、そしてなんだか中島みゆきの音楽にも通ずる気がするね。ま、しかし日本においてだって、国単位やカルチャー単位ですらなくとも、結局は誰しも各々の戦いを背負っているはずであって、それに気持ちをぶつける歌を歌えばそれはブラックミュージックであるソウルミュージックを継承しているってことになるじゃあないか思えてくるね歴史を知ると。今日本文に出てきたソウルシンガーの中でもお気に入りなのはオーティスレディング。彼はスタックスレコードというレーベルから出てきたソウルを代表するミュージシャンだね。

この曲だけど、ソウルミュージックとしては異質な内容で。

港で海を朝から晩まで眺めて佇んでる男の歌。26歳の若さで死んでしまう間際に出したこの曲らしい。

Looks like nothin's gonna change
Everything seems to stay the same

と歌ってて、ソウルミュージックシーン台風の目であった彼が、何も変わらないし、何も変わっていかないように思えるなんて歌ってる。これってもう燃え尽きてしまっていたのかね。なんだか切ない。公民権運動とかキング牧師が暗殺されてしまったこととかとも関係あるのかもしれない。ちょうどキング牧師が暗殺された1968年にリリースされている曲だし。まあある意味こういう曲もポジティブだと思ってて。切ない気持ちになっている人の心は共感するだろうねそのまま。悲しみを共感したい時もある。いつでも元気いっぱいで前向きに生きていかなければならないなんて考え方もあるけどそんなの抑圧的すぎるものね。たまには休もう。

ま、俺は今そんな気分ではないのだけどね!

ういではさらばみなさん。今日もなんやかんや調べたりいろいろ曲聴いてたら3時間はかかってしまったよこのブログ。やっべえぜ。


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