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細胞膜でのリン脂質分子の運動

 細胞膜は、主にリン脂質からなる脂質二重層を形成し、タンパク質がモザイク状に埋め込まれています。このモデルを「流動モザイクモデル」といいます。

 細胞膜を構成するリン脂質やタンパク質は流動性を持ち、ある程度自由に移動することができます。

 リン脂質分子の移動には、次のようなものがあります。

 側方拡散
 リン脂質分子の単分子層内での移動。

 フリップ・フロップ
 リン脂質分子が、単分子層(二重層の半分にあたる層)から反対側の層へ移動する現象。

 フリップ
 外側の単分子層から内側の単分子層への移動。フリッブには、移動を行う酵素(フリッパーゼ)が知られている。

 フロップ
 内側の単分子層から外側の単分子層への移動。

Essential 細胞生物学(原書第2版) 南江堂 より引用・改変。



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