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「バイアス」と「業」/柳川昌弘先生

凡人が悟りの境地に至るのはラクダが針の穴を通るくらい難しいのです。人々が必ず持っているバイアス(煩悩障と所知障)が邪魔して真実をとらえることができないからです。このバイアスは「業」と呼ばれます。仏教でいう修業とは、それら業を修正することです。

・煩悩障(ぼんのうしょう):貪り、瞋り、癡などの煩悩が仏道修行の妨げとなることを意味します。
・所知障(しょちしょう):知られるべきもの、つまり究極の真理(真如)を知ることを妨げる障害です。煩悩障とともに説かれ、二つをまとめて二障と言います。

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