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「恥をかくのが怖かった」中高で不登校した私がつらかったお弁当と体育の時間

 学校のいろいろな時間のなかでも、とくに最悪だったのが「お弁当」と「体育」だった――。現在29歳になる「秋田犬大好き」さんはそう語ります。お弁当と体育の何がつらかったのか。不登校経験者のリアルな声をお伝えします。

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 私は中学1年から学校がつらくなり、ついに中3と高校で不登校になりました。学生時代に「つらかった・苦しかった思い出」は、多くあります。そのなかでも、とくにつらくて苦しかった時間が2つありました。それはお弁当を食べる時間と体育の時間です。

 昼食の時間というのは、ふつうなら授業も一段落しホッとして、「やったー!」と思うかもしれません。ところが、私にとってはまったくちがいました。

最悪のルール

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