高校3年生の受験シーズン、下駄箱で友達と話していたら「そういえば太宰府の息子、大学受験落ちたらしいよ」と言われた。
太宰府？って思ったら、あの太宰府で、そうあの学問の神様で有名な太宰府天満宮で、その神社の息子が大学受験に落ちたらしい。

私は決して太宰府出身でもなければ福岡出身でもなく、何百km離れた縁もゆかりも無い地に住んでいる、太宰府天満宮に参ったことすらない一介の女子高生の耳に届く、「学問の神様で有名な太宰府天満宮の息子が大学受験に落ちた」という噂。

嘘である可能性のほうが高いと思うが、もしこれが本当ならば、「自分が受験に失敗したこと」を何百kmも先のなんの面識も無い女子高生が知っているということ。

太宰府天満宮の息子が背負うものは大きいなあ、毎年春が来ると、この噂すぎる噂を思い出し、太宰府天満宮の息子のことを思います。そもそも存在していないかもしれない息子のことを。

「エスカレーターに服が巻き込まれ男性死亡」というネットニュースを見ながら、新御茶ノ水駅の落ちたら即死間違いなしのとてつもない長さのエスカレーター（命名：デス・エスカレーター）に乗っていたら、ロングスカートがエスカレーターに巻き込まれてしまい、走馬灯が見えた。「走馬灯だ！」と思いすぎて、もはや馬が走っている絵が見えた。

仕事大変。来年度の不穏な気配を既に感じる。それでも私は乗り切るはず。自分を自分が1番信じている🫵🏻