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経済学から見た"読書量"と"年収"の関係

みなさんは日本人が月に大体どれくらい
本を読むのかご存知だろうか?

平成25年度の国税調査は以下の通りである。

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読まない人が半分程度で3〜4割の方が1,2冊。

この結果を見ると日本人のほとんどが
「読まないか読むとしても月に1〜2冊」
という感じだろうか。

一方でこの手の情報を調べてみると
必ず「読書量を増やせば年収が上がる
という記事を必ずと言っていいほど目にする。


月額書籍購入費について、
・年収800万円以上の人は平均2,910円
・年収400万円~800万円の人は2,557円
・400万円未満の人は1,914円
(2009年日経新聞による調査結果)


たしかに、本にお金を払う人の方が
年収が高いのは事実だと思う。


でも本当に本を読むと年収が上がる?


僕は答えは明確に「NO」だと思う。


僕が大学で学んでいた経済学的な観点から
簡単に理由を説明したいと思う。


そもそも年収は何で決まるか?

それは「労働市場の需要と供給」である。
言い換えるとあなたのような人材が
「どれだけ必要とされているか?」、
「同じスキルの人がどれだけいるか?」
ということである。

分かりづらいと思うので、
バレンタインを例にとって考えてみよう。

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例えばあなたが共学高校の1クラス20人
(内女子10人)の男子生徒だと仮定しよう。

仮にあなたがクラス唯一の身長180cm超えで
女子達も"高身長好き"だったとする。
そうするとあなたは「女子10人」全員から
バレンタインにチョコをもらえるだろう。

だが、翌年にもう1人180cm超えの
男子生徒が転校してくるとどうだろう?
半分の女子を新しい男の子に奪われてしまい、
翌年は「女子5人」からしかチョコを貰えない。

そのまた翌年、学校の統廃合の関係で
1クラスが40人になったとしよう。
高身長の人が2人以外にいないとすると
女子の数が2倍になった影響でこの年の
バレンタインは「女子10人」から貰える。


このバレンタインに貰えたチョコの数が
いわゆる「給料」と同じである。

要はどれだけ女子達に好かれる要素を
持っていて、かつライバル達もその要素を
持っていないかで貰えるチョコ(=給料)がきまる。


話を読書に戻そう。
だから読書をして給料が上がるのは、
読書を通じて「会社が求めていること」、
かつ「ライバル達が持っていないこと」
を身につけられた時だけである。

だから、極端に言えばあなたが「銀行員」で
仮に「漫画の描き方」の本を100冊読んだ
としてもあなたが銀行にいる限り、
給料が上がる可能性はほぼ0である。

「会社が求めていること」
「読書を通じて得られること」に
乖離があるからである。


ただデータとして読書をしている人が
給料が高いのは、読書をしている人の方が
「学ぶこと」への意識が高く、結果として
「会社から必要な要素」を身につけられる
可能性が高いからではないかなと思う。



個人的な話をすると僕は
デザインを学びたいと思っている。

それは僕のいるIT業界では「開発」を
出来る人は沢山いるけれど「開発とデザイン」
のどちらも出来る人はなかなかいないし、
需要もあるかなと思っているからである。


なのでもしキャリアアップのために読書を
するのであれば、自分が行きたい業界には
どんなスキルが求められていて、そのスキルを
持っている人がどれくらいいるかを
考えた上で読書をすると最高だと思います。


何か別の意見があれば是非知りたいので、
コメントしてもらえると嬉しいです😊

今日も1日お疲れ様でした^^


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最後まで読んでいただいてありがとうございます^^