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与論島で学んだこと

だいぶお久しぶりになってしまいました。
どうも、りっちゃんです。

実は【鹿児島県与論島】へゼミ合宿に行っていました。信号も本屋もない、人と牛がほぼ同じくらいいる小さな離島です。

ゼミ合宿の目的

・与論での地域活動を知る
・持続可能性についてヒントを得る
・地域を作る「教育」を見る+考える

与論での学び

教育格差

私は教育格差をわかったつもりでいました。授業で習ったこともあるし、それに関する論文を読んだこともある。

それなのに、どこか他人事で、リアルに感じられなかった。

でも与論の中高生と話して、急になんだかリアルになりました。

与論の場合

与論には高校が一つしかない。中高一貫だから高校受験なんてしない。だから中学の勉強が分からないと、高校生が話していました。

ある中学生はこう言います。音楽を専門的に学べる島外の高校に行きたい、でも島を出ることに反対される、と。

先生の数が足りないから部活も少ない、バスケ部がない。

参考書を買える本屋がない。島に大学生がいないから進路の相談がしづらい。大学の情報が入ってこない。

地元 横浜の場合

一方、私の地元はというと全然事情が違います。

公立だけで150校ほど。さらに私立高校も合わせたら選択肢は200を超えます。

それぞれの高校に特色があって、自分のやりたいこと、入りたい部活があるかどうかで高校が選べます。

もちろん高校受験は必要ですが、中学の総復習になり良い機会。今では学習塾も多くあり、受験だけでなく学校・進路選びもサポートしてもらえます。

教育格差 解決すべき?

目の前にいるのは、ほんとにごく普通の中高生。

どこに生まれたか、育ったかだけで、こんなに違うのだと衝撃を受けました。

この差解決すべきだと思います。
だって、不公平だから。将来の選択肢の数自体が極端に違うのです

でも、このままで良いんじゃないかと思う自分もいます。

現地の中高生はお土産開発したり、島の歴史について習ったり。結構特別な経験をしているのです。島だからこそ学べること、大切にしてほしい

そして、これは他のゼミ生の意見を聞いて「なるほどなぁ」と思ったことなのですが。

島には大学生がいません。だから、我々が来ると聞いてせっかくだからと対話の場をを設けてくれました。一方、私の住む横浜には大学生はたくさんいます。でも別に関わる機会がない。大学生がいるのが当たり前すぎて、あえて関わろうとしないのです。

いないからこそ、貴重だからこそ、目の前の人ときちんと関わろうとする。それってすごく素敵なことでは、と思うのでした。

でも実際に島に行ってみて、1番感じたのは移動の大変さ。「大学見に行ってみよう」「こういう仕事をしてる人に会いに行ってみよう」が気軽にできない。

今はオンラインがありますが、島は電波が悪いので、あまり当てにならない。

大学に行ってみて、いろんな職業の人と会って、やりたいことが見つかることもあるはずです。

興味関心と出会うきっかけが少ないのは、やっぱり解決すべきでは、とも思います。今はどうすれば良いのか分からないけれど。考えていけたら、そして行動していけたらいいなと思います。

今日はここまで
次回も、与論のお話を書きます

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