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すぐに仕事で活かせるAI講座 第三部 その2

ここで勘のいい人ならわかると思います。

2011年をピークに、明らかに減っています。
「シンゾー、今年もさらに減らすのか!」とまあ、トランプ大統領でも怒るのは無理ない(笑)
(アメリカにも圧力団体というのは当然あって、小麦を扱う農業団体は、アメリカでも大変強力な圧力団体の一つなのです)

次は、予測モデルを描く
データをひとかたまりとしてみると、6月が最小値(スタート地点としましょう)で、毎月輸出量が一定に、つまり直線的に上昇していき、翌年の5月がピーク地点(ゴール地点としましょう)となり6月に向けて直線的に下向しそう、とだいたい言えます。


これが、データを簡易に扱うためのストーリー、いわゆる"モデル" というものです。完璧に正確でなくてもかまいません。(データ サイエンティストの説明では、上記の直線がモデルとなります)


現実的には、"ノイズ" つまりこの直線に上下した値が ばらばら="分散" して存在している ことになります。 

仕事では、基本になる理想的な関係(=直線)が存在すると想定して、その直線周りに、ノイズや不確実性を含むバラバラ、分散した実際のデータがある、と考えてください。

"基本になる理想的な関係からどの程度、バラバラ、つまり分散したデータがあるか" を、データ サイエンティストは、これを"回帰" といっています。
また、基本になる理想的な関係が直線であるため、データ サイエンティストは、これを"線形回帰"といっています。基本的には、まずこの2つだけでも覚えてください。

予測モデルを使用して未来を予測してみる
データをひとかたまりとしてみると、だいたい以下のことが言える、と思います(これが予測モデル)。

1.全体:6月が最小値(スタート地点)で、毎月輸出量が直線的に上昇していき、翌年の5月1週目がピーク地点(ゴール地点)となり6月に向けて急速に減る


2.最小値(スタート地点):、毎年凸凹ありながらも、相対的には2011年を最高値として減っている(平均するとー2.8%程度)


3.ピーク地点(ゴール地点):毎年凸凹ありながらも、相対的には2011年を最高値として減っている(平均するとー5.2%程度)


4.全体:毎年凸凹ありながらも、相対的には2011年を最高値として減っている(平均するとー2.4%程度)

上記の条件を入手したデータに当てはめると、“だいたい”上記の図のようになります。

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