自由が丘 ネコ日記 「クリボーを救ったのは母猫キョロたんの超能力?」 外猫に戻ったクリボー編
クリボーは12/4(月)に怪我をして2週間ほど経過しました。
捻挫は結果的にその週のうちに良くなっています。
やはりというか、問題はその心の傷。以前と同様にクリボーが駆け寄ってくることは、今でもありません。
家猫修行に失敗し、リリース直後のクリボーの方がまだマシだったかなぁと思うこともあります。警戒心が未だ残っています。ただ、事実としては、怪我をした直後からも毎日、休まずうちに来て、ご飯を食べています。
そのクリボーを繋ぎ止めた原因の一つに母猫キョロたんの存在があったからかも知れません。キョロたんは前述のnoteの通りで、11月下旬ごろから頻繁に現れ始めたのです。その再会の頃のキョロたんとクリボーは、まるで他人のようになっていました。僕としてはそれで良かった。なぜならクリボーを家猫にすることに失敗した要因として、親離れ問題がありましたので、クリボーがキョロたんから独立するようにと考えてたからです。
ようやくクリボーは、親離れ出来た。しかし、今度は逆に、怪我をしたクリボーにとってライバル猫同様になったキョロたん。目の前にいると、うちの庭に入ることすら出来なくなってしまいました。
怪我をする前の週くらいの頃に、ごはんの順番を作りました。クリボーが食べなきゃ、キョロたんは食べれない。そうすることでクリボーがここに来やすく、最弱の地位も向上するだろうと。この頃のnoteを見直すと、クリボーは週に2日間ほどうちに来なくなっていてた時期でした。
なかなか、キョロたん、クリボーは順番を守ってくれません。
そして、クリボーが怪我をした後ですが(ケガでさらにキョロたんを怖がる時、、、)、
ふと、あ!そうか、言葉で言わないと伝わらないのでは?と考えたのです。
キョロたんが朝、先に来て、ご飯を待っている時に、キョロたんに、「クリボーが来ないと、キョロたんにごはんをあげれないの。だからクリボー連れて来て。」と言い続けていたら、
先日、キョロたんが、テラスに座っていると、遠くから、ふにーふにーとクリボーの鳴き声がするのです。ふと家庭菜園方向を見ると、恐る恐るクリボーがやってきます。
遅れてきたクリボーはテラスに座り、キョロたんと距離を取っていると、そのうちに先にウチに入って、ごはんを食べるようになりました。本当にキョロたんが連れてきたのだなと思いました。
以前もこういうことはあったのです。ノラ子のネットワークがあるから、何かあったら、他のノラ子に伝えれば、その周辺のノラ子に伝わっていくと。ブログやnoteでもよくこのようなことは書かれてあります。
また、ネコのネットワークと並んで書かれることに、犬は人につき、猫は家や土地につくと言います。ですからその土地のことは猫に聞けばわかり、人のことは犬に聞けばわかるのだそうです。
クリボーは何者かに襲撃されショックを受けたけれど、猫は家や土地につくので、うち戻ってこれたのかなと考えました。僕がいるからではなく、家に戻ったというわけです。
少し話はそれますが、人につく犬のことも考えてみます。
外を歩く時に犬の散歩を眺めて、人間とその犬の関係を観察すれば、どういう人なのか、わかると思います。何も超能力ではなくても、その犬が満足しているか不満足なのか、飼い主が嫌々散歩してるのか、そうではないのか、そんな程度でも十分人が分かってきます。
犬は人に付きますから、その犬と飼い主の関係性で見えてくるかな。
僕は緑道あたりを歩いていると、自慢げに犬を散歩させている人に遭遇します。スタンダードプードルの自慢合戦な感じ。そういう人、多いんだなぁとか、これでワンコ、幸せなのかとか、それでもノラ子より幸せなのかとか、考えてしまいます。
とはいえ保護猫センターは、こういった人たちに保護犬、保護猫を渡していくケースが多いようです。まあ、経済的余裕がワンコ、にゃんこの生活の安定に繋がります。なんだか複雑な気持ちではあります。
クリボーもキョロたんも人ではなく、とりあえずは他よりウチ(家や土地)が良いと思って、通っているのでしょう。クリボーのケガ以来、僕との信頼関係は半減したかのようですが、クリボーはキョロたんが引っ張っているのだろうとも思うのです。
キョロたんは控えめで、不思議ネコです。僕は今、クリボーの妹が戻ってこないだろうかとキョロたんに相談しています。クリボーの妹のジュンちゃんがここに来たなら、またネコ親子3人と僕で暮らせるのにと思います。
現実的では無いですけどね、クリボー1人、家猫に出来ないでいますので、、、今後、どうなっていくか、お楽しみにということにします。
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