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消費増税前に購入しておくモノ/コト第1位はやっぱり家電

こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。

前回に引き続き、消費増税に向けた事前購入計画に関する調査した結果のご報告です。

本日は、どのようなモノ/コトを事前に購入しておくつもりかを整理してみました。

タイトルにもある通り、その第一位は家電。
第二位以下を圧倒的に引き離しています。

本日の日経新聞にもありましたが、大手家電量販店でもいわゆる白物家電や大型テレビの売れ行きが好調なようです。

大よそ10年前に実施したエコポイント制度の影響と、今回の消費増税が重なっての事かと推察されます。
(10年前に購入した家電製品がそろそろ買い替え時期を迎えている。)

具体的な家電製品としては、圧倒的に多かったのがパソコンやスマホ、タブレット端末などの情報機器です。
次いでゲーム機、そして冷蔵庫、テレビなどが続いていきます。

二番手グループとして多かった家電製品は、食料品、日用雑貨、ファッション・コスメなど、多くの人が常に消費し続けている商品。

中でも多かったのは、コスメ・化粧品や洋服、スーツ、あるいは靴・鞄・財布などの、ファッション・コスメ関係です。
第二グループの中では、比較的高額な部類に入るアイテム群ですね。

食料品ではお菓子、日用雑貨ではティッシュペーパーやトイレットペーパーなどが上位にきていました。

また食料品や日用雑貨については、具体的な商品をイメージしていないケースが最も多くなっていたことも特徴です。
(おそらく、特に決め手はないが、絶対に必要なものを前倒しでまとめ買いするという計画なのでしょう。)

その他、やはり高額商品となる自動車、住宅、家具のほか、様々な趣味に関する商品が、三番手グループとなっていました。

今回の増税は8%⇒10%の2%なので、その恩恵を実感できる金額となればとそれなりの金額が必要です。
したがって、比較的高額な耐久消費財もしくは、常に消費する商品のまとめ買いというカタチになるのは自然なことで、とてもわかりやすい結果となっていました。

次回はこの内容について、計画の有無で差が確認できた性別の違いをみていきたいと思います。

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室(mirai@yano.co.jp)までお願いします。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。